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「粗挽きせいろ(1050円)+玉子焼き(735円)」@玉笑の写真原宿に来ています。

そうです、アタリ~。GROM原宿店に行った日です。ジェラート1個じゃあ原宿の顔も立たんだろう、と原宿の面子のためにもう1軒行くことにしました。日本蕎麦がいいなあ。原宿、神宮前、で検索するとかなりの高評価なそば屋が近くにあることが分かります。へ~え、どんな店やろ。★が4以上って。

地図をコピーして出発。いよいよ蕎麦の順番になって、地図とコンパスでお店を探しに入ります。1本裏道に入ると小さなブティックが軒を並べ、ちょっとエキゾチシズム満載っぽい感じ。1980年代、初めて行ったバークレーの街並みとダブります。地図によれば、もう1本奥に入り、横に曲がり、とチェックしながら進行しますがいっこうにお店が見つかりません。

30分以上、ただのウォーキングになってしまいました。このまま、もたもたしていると15時の閉店に間に合わなくなります。しょうがないんで、GPSの助けを借りることにしました。地図の読めない男に成り下がりたくないので、どこに行くにも地図とコンパスのペアでお店に行くことにしてます。GPS使うのって、3回目?ま、敗北宣言をせざるを得ない道の複雑さ。

分かってしまえば、なんであそこで右に行ったんや、と迷った原因がばかばかしくて。

お店、営業中のようです。が、高級住宅っぽくて、小さな置き看板のみで、やっているのかどうか。そろりと中が見えない戸を開けて入店。しばらくして、オネエサンが出て来ました。

予約していないお一人様ですが、よろしいですか?

予約のみ受付のお店、と言われそうな、客の入店を拒むような雰囲気があります。暖簾もなし。営業中もなし。OPENもなし。

少々お待ちください、ってオネエサンは奥に消えていってしまいました。なんちゅうお店なんや。いいらっしゃいませ、ではなく、少々お待ちください、って。

しばらくして、どうぞ。ということで入店が許可されます。14時37分。まだ15時まで余裕だと思いましたが。

店の中はなかなかこじゃれた和風造り。土壁風や調度品の高級っぽいところは、何となくへ~と言った感じです。ここが銀座のバーなら、座ると黙ってひとり5万円取られるお店のような印象、と申し上げても全然通じないでしょうね。

品書きを拝見。そっか、ここは蕎麦屋なんで、メニューではなく品書き。オネエサンではなく、お茶子さん。そういわなきゃね。

どれどれ、あれま。ここって柏竹やぶのご出身じゃないですか。だってメニューがそうだもん。

にしんそば、があって、才巻海老の味噌漬けがあるんだもん。別々のものはいろんなお店にあるのは当然ですが、両方があるのはかなりの確率で竹やぶさんで修行した確率が高いです。それに、これは裏づけの最強事実でしょう。お店の名前、玉笑。竹やぶのご主人阿部さんの号は二笑ですから。

品書きには、焼畑で収穫した蕎麦を使っているとのことが書いてあります。これは、小川さんの慈久庵が情熱を注いでやってきた水府村の焼畑農業のことを言っていると思います。なるほどね。このお店の店主は竹やぶで修行し、慈久庵の蕎麦を使っているなと。それじゃあ、まずかろうわけがありません。

そう推理すると、このお店の意匠も阿部さんの影響がかなり出ているアートの世界だということに気がつきます。高級バーなんかじゃありません。お願いしたのは、

粗挽きせいろ(1050円)
玉子焼き(735円)

玉子焼きから配膳です。

この玉子焼きはやっぱりプロの味ですね。ふわとろ。味っぽい。このくらいのレベルでいただけるのなら、700円台も納得です。酒のあてですね。これはお店の力量がそのままでますから。

粗挽きせいろ。最初に黒塗りのお盆の上にセッティング。そばちょこ。つゆ。薬味。つゆは内が朱、外が黒の塗りの容器で。薬味は青葱に本山葵。蕎麦は角の塗りのせいろに入っての配膳です。量もまあまああります。細切り。星がたくさん。これを見ても慈久庵の蕎麦によく似ていることが分かります。比べると細さはやや太いか同じか。長さはそっくり。

手繰っていただきます。う~ん、やっぱり水府村というか、小川さんの蕎麦ですね。常陸太田まで行く必要がなくなるくらい、都心でこれが食べれますか。なるほどねえ。風味も食感も納得いくものでした。つゆもレベル以上です。白濁して相当蕎麦粉を投入したと思われる調整蕎麦湯。ときどき塊が出てきます。出されたもの全部いただき、オナカも十分だと言ってます。

手賀沼にも行けない、水府村にも行けない。そんな人にはおすすめの玉笑でした。

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