コメント
自分が頂いたときは、もう少し濃い色だった様な...
いくら味を再現したとしても
やはり少しずつ個人の嗜好のバイアスが掛かってくるだろうなと...
味を守るのは難しいことですねぇ
あかいら! | 2025年6月25日 09:45 親父が話しかけてきた。「熱いねぇ」と。当方も「10年以上前に通ったこと。懐かしくてわざわざ途中下車して訪ねた」ことを話す。
すると親父は、「出汁の匂いが体に染み付いてしまい、病院へいっても汁臭い」と言われると…。
そりゃそうだ、この地で45年もやっているそうである。
シチズン時計を辞めて一発奮起して開業したとのこと。色々な話が聞けて嬉しかった。
相変わらずねぎは入れ放題。やや苦み走った真っ黒な汁。東十条ブラックとでも呼ぼうか?
「ずっと元気で頑張ってね」と伝えて店を出た。
こんな当時の話のやり取りが懐かしいです。
麺遊草子 | 2025年6月26日 07:08
麺遊草子
銀盤
坊さんカット
流星







旅行は、もちろん大人の休日倶楽部パスを利用しての2泊3日の旅なのだが、この会員パス、有効期間が4日間でJR東日本の新幹線も含めて4日間乗り放題の至極格安かつ便利なキップ。
明日からの東北旅行で3日分使うとして1日分余っちゃう。
というわけで、「駅そば食べたい ミニ(ス)トリップ」を思いついちゃったんですな。
仕事をさぼってって、別に勤務日が決まってるわけじゃないので、いくらでも調整できるわけで…。
啜り先、決めちゃいました。
板橋区の「そば谷」、三島駅の「桃中軒」、そして平塚市の「老郷本店」と3軒を選び、梯子啜り(はしごすすり)することにしました。
今回紹介する店は、朝5時からやっているということで、家を6時前に出て、7時40分着。
なぜ選んだかというと、実はこの店、かつてJR東十条駅近くで、同じく「そば谷」なる店名の立ち食い屋があってね、この味、超好みで足しげく通ったんです。
当時、Yahoo!ブログでこの記事を紹介した時、立ち食いそばの本を書いている某氏だと思うのですが、たった一言「明日閉店、急げ」なるコメントをいただいたのです。
もちろん行きましたよ。
おやっさんに最後の別れもしました(平成26年2月28日)。
それから、9年の歳月が経ちました。
今回訪問するこの新「そば谷」は、旧そば谷の常連さんがその味を忘れられなくて、当時の味を可能な限り再現した店なのです。
ええ、令和2年2月に開店したことも知っていました。
しかし、とにかく不便な場所でね、二の足を踏んでいたんですが…。
BS日テレ【ドランク塚地のふらっと立ち食いそば】で、この店が紹介されたんですよ!
そうなると、もう居ても立っても居られなくなっちゃって…。
麺は旧「そば谷」と同じ埼玉県川越市の「興和物産㈱」の茹で麺を使用しています。
そば麺としては、中太レベルストレート麺です。
立ち食いそばの麺としては、特にこれと言って秀でたところがあるわけではありませんが、濃い汁に負けないだけの力強さは感じられます。
やはり箱入り茹で麺が立ち食いそばの王道だ~っ!
汁は、一口すすると…当時の味が蘇ってきました。
これぞ、私宵待草子の立ち食いそばとして待ち望んでいた味わいに近いもの、そして旧「そば谷」の味わいに近いものです。
宗田鰹節と鯖節を使用した出汁は、強い醤油感に阻まれ、わき役と化してますが、ええ、本来、立ち食いそばが放つべき下品、いえ、店先を通る人を店に引き込む「にほひ」、しっかりと備わっていました。
ただ、旧「そば谷」の汁とは、色合い、味ともに再現率は65%レベルだと感じました。
理由は後述します。
具は、味付け油揚げ、天かす、ねぎです。
貉(むじな)とは、主にアナグマのことを指しますが、日本の民話では、ムジナはキツネやタヌキと並び、人を化かす妖怪として描かれることが多く、「むじなそば」とは、甘辛く味付けした油揚げと、天かす(揚げ玉)を入れたそばのことで、油揚げをのせたもの(キツネ)でもなく、天かすのみをのせたもの(タヌキ)でもないことから、「むじな」そばと呼ばれるようになったらしいです。
いわば、タヌキとキツネのハイブリッドそばって感じでしょうか。
油揚げの濃い味付け、各種天ぷらの天かすが入っています。
紅生姜やイカゲソ、野菜などいろんな味の天かすが楽しめる上、この濃い汁の良き中和剤として大活躍です(^^♪
2014年に閉店した東十条駅近くの老舗店の屋号と味を常連客2人によって復活させたこの店。
復活させた常連客2人は、齋藤勲さん(オーナー)と二階堂透さん(店長)で、地元の同級生であり、閉店後に齋藤さんが二階堂さんを誘い復活させたそうな。
この新「そば谷」が旧「そば谷」に追いついたかというと、汁の色が薄い(旧「そば谷」の汁は、麺が見えないほどの黒さだった。)し、味わいも、濃厚な味わいの中に、何とも言えない独特の苦みがあった。
この2つが表現できていないので、再限度は65%と評価しました。
まぁ、旧「そば谷」の味を、現代風に置き換えたと言えばいいんでしょうかね。