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寒い日はかけそばがいいな。お、関東風のきつねそばもなかなかにうまいぞ。つくばに来ています。茨城県の蕎麦本に掲載されているお店のひとつである手打ちそば簗にやってきました。本によりますと店主は蕎麦打ち名人位を持つ元大工の棟梁だった方とか。ああ、それで棟梁の梁を店名にしたのですね。店内のテーブルは1枚板の見事なものだそうですが、それは前職を生かして作られたものとか。どんなテーブルなのか見たいし、名人の技も見たい。またまた検索ちゃんを使ってお店が出来た年を調べてみると、2003年でした。じゃあ名人位を獲得したのはいつなのか、と次なる疑問が出てきますね。調べました。どこで、いつ、どんな蕎麦打ち大会があったのか、とね。蕎麦打ち名人位も全国唯一無二ではないのです。じゃ~ん、ありました。平成13年12月2日、山形県寒河江市で行われた第5回素人そば打ち名人大会での優勝でした。当時49歳。平成13年というのは2001年ですので、名人位獲得の翌翌年に開業した、となって、すっきりすっきり。この大会での参加者はおよそ50人だったと言う事ですから、激戦だったのでしょうね。大会後、参加者が打った蕎麦が振舞われるということなんです。我孫子でもやってほしいわ。さて、そんな梁ですが、つくばと言ってもこの高野地区というのは相当はずれにありますので、ここまで遠征が遅れてしまったのです。ラーメンで遠征する人には、ワンタンメンがおいしい支那そば一麺豊里店の近くと言えばどんなところであるか想像できると思います。お店は、豊里の杜の入り口近くにありました。この日は雨が降っていて、とても肌寒い1日でした。ここ梁を訪れる直前に実はもう1軒イタリアンでパスタを食べていて、そのお店の名前はチムニー。記憶力のいい方は覚えておられるかも知れませんが、でっかい渡り蟹のスパゲッティを食べたイタリアンスポット・チムニーです。そちらは10月6日にUPしましたので、梁のほうが取り残されていたのです。チムニーのある二の宮から高野まで流れてきたのです。お店の駐車場に車を入れてからお店のアプローチを進みます。お店の上部には1枚板の大きな看板が掲げられてます。古木の1枚板ですね。石臼挽自家製粉手打そば梁美蕎縄のれんを分け、もうひとつ暖簾を分けての入場。外から見るよりもずっと広い店内です。ゆったりとした空間が広がってます。入り口近くにテーブルがあって右側が厨房ですね。もう少し奥まで進むと縦にテーブル席が整列してます。その奥にも席があってお客さんが食事中です。この並んでいる1枚板のテーブルが店主の前職を生かした作品なんですね。後で奥さまに言って写真を撮らせていただきました。自分は入り口にあるテーブルに落ち着きます。いつものように品書きを開いて。このお店では、もりそばとかけそばが同じ値段で730円です。名人の技を味わうのはもりそばって分かっておりますが、ときどき天邪鬼をおこしてかけを食べたくなっちゃうことがあるんですよ。今日は肌寒いこともあって、品書きのかけそばのところに目がいったまま。あれ?かけそばの隣のメニュー、これはどういうことなんだろう。きつねそば 980円なんとかけそばとの値段の差が250円ですよ。きつねそば、ってお揚げさんが乗ってるだけでしょ。これはどんな揚げが乗ってるのか?それとも揚げ以外になにか乗ってくるのか?例えば、白トリフの天ぷらとトラフグの白子がオンされてくるとか。なわけないよな by ザブングル。もう好奇心を押えることはできません。奥様にきつねそばをお願いしました。きつねうどん、を食べるのは普通、讃岐うどん、関西うどん、それに博多うどんくらいで、関東のきつねうどんは久しく食べてないですね。ましてや、きつねそば、となるとほとんど記憶にありません。もっとも5分前のことを忘れてしまう老人性健忘症には罹患してますが、なにか?ああ、食べてますよ、いつも。思い出しました。カップ麺のきつねそば。赤いきつね。980円のきつねそば。さあどんなことがおこっちゃうのか。もう知りませんよ。賽は投げられた by カエサル。およそ8分経ったころ奥様がお盆を持って行列のほうに歩いて来ます。目の前に置きましたね。おおおおお。こうなっちゃってましたか。すげえええ。何と何と、大振りな漆の器に見たこともないようなでかい揚げが1枚乗ってるじゃあありませんか。どんだけ~っつうくらいの大きさです。間違いなく特注品でしょうね。大きさから言って百貨店で売ってると仮定すれば200円くらいの値段がついてもおかしくない大きさです。見事です。うまそうです。鼻を近づけると出汁のいい匂いが立ってきますね。これがかけそばの醍醐味です。ねぎもたっぷり入っていて、それとは別に丁寧に切られた刻みネギも添えられています。汁をいただきます。う~ん、沁みるようにうまい。かつおと昆布が絶妙の和の出汁連合軍で迫ってきます。すごいなあ。うますぎるやろ。これだけ出汁が利いているその理由のひとつには、汁の濃さがあると思います。関東風からみれば、かなり薄い汁と言えるでしょう。醤油味を排し徹底した出汁の味にこだわる。蕎麦打ちもそうですが同時に出汁の名人と呼びたくなります。このバランス感覚ですね。かけそばもうまい店です。揚げもめっちゃうまかったなあ。油で揚げた大豆といった趣でコクがあって、揚げたてのようなうまさです。揚げ自身もうまいし、じゅわ~って出てくるのがこのつゆですから。味付けも薄めにしてあって、揚げの味が存分に楽しめる工夫があります。お揚げさんの好きなあなたには絶対のおすすめですね。蕎麦もまたかけを意識した茹で塩梅で、すこぶるうまい。せいろそばのきりりとした凛とした食感こそありませんが、熱でふわっとした食感もまた蕎麦の一つの顔でいとうまし、いとあはれ、です。そばがきのうまさに相通じると思います。量もたっぷりありました。こういうきつねそばだったんですね。なら980円は納得です。それ以上に楽しんだと思います。せいろそば、もりそば、に固執することなく、もっと自由に蕎麦を楽しもう、という気持ちが湧いてきたターニングポイントとなったきつねそばでありました。
つくばに来ています。
茨城県の蕎麦本に掲載されているお店のひとつである手打ちそば簗にやってきました。本によりますと店主は蕎麦打ち名人位を持つ元大工の棟梁だった方とか。ああ、それで棟梁の梁を店名にしたのですね。店内のテーブルは1枚板の見事なものだそうですが、それは前職を生かして作られたものとか。どんなテーブルなのか見たいし、名人の技も見たい。
またまた検索ちゃんを使ってお店が出来た年を調べてみると、2003年でした。じゃあ名人位を獲得したのはいつなのか、と次なる疑問が出てきますね。調べました。どこで、いつ、どんな蕎麦打ち大会があったのか、とね。蕎麦打ち名人位も全国唯一無二ではないのです。
じゃ~ん、ありました。平成13年12月2日、山形県寒河江市で行われた第5回素人そば打ち名人大会での優勝でした。当時49歳。平成13年というのは2001年ですので、名人位獲得の翌翌年に開業した、となって、すっきりすっきり。この大会での参加者はおよそ50人だったと言う事ですから、激戦だったのでしょうね。大会後、参加者が打った蕎麦が振舞われるということなんです。我孫子でもやってほしいわ。
さて、そんな梁ですが、つくばと言ってもこの高野地区というのは相当はずれにありますので、ここまで遠征が遅れてしまったのです。ラーメンで遠征する人には、ワンタンメンがおいしい支那そば一麺豊里店の近くと言えばどんなところであるか想像できると思います。
お店は、豊里の杜の入り口近くにありました。この日は雨が降っていて、とても肌寒い1日でした。ここ梁を訪れる直前に実はもう1軒イタリアンでパスタを食べていて、そのお店の名前はチムニー。記憶力のいい方は覚えておられるかも知れませんが、でっかい渡り蟹のスパゲッティを食べたイタリアンスポット・チムニーです。そちらは10月6日にUPしましたので、梁のほうが取り残されていたのです。チムニーのある二の宮から高野まで流れてきたのです。
お店の駐車場に車を入れてからお店のアプローチを進みます。お店の上部には1枚板の大きな看板が掲げられてます。古木の1枚板ですね。
石臼挽自家製粉手打そば梁美蕎
縄のれんを分け、もうひとつ暖簾を分けての入場。外から見るよりもずっと広い店内です。ゆったりとした空間が広がってます。入り口近くにテーブルがあって右側が厨房ですね。もう少し奥まで進むと縦にテーブル席が整列してます。その奥にも席があってお客さんが食事中です。この並んでいる1枚板のテーブルが店主の前職を生かした作品なんですね。後で奥さまに言って写真を撮らせていただきました。
自分は入り口にあるテーブルに落ち着きます。いつものように品書きを開いて。このお店では、もりそばとかけそばが同じ値段で730円です。名人の技を味わうのはもりそばって分かっておりますが、ときどき天邪鬼をおこしてかけを食べたくなっちゃうことがあるんですよ。今日は肌寒いこともあって、品書きのかけそばのところに目がいったまま。あれ?かけそばの隣のメニュー、これはどういうことなんだろう。
きつねそば 980円
なんとかけそばとの値段の差が250円ですよ。きつねそば、ってお揚げさんが乗ってるだけでしょ。これはどんな揚げが乗ってるのか?それとも揚げ以外になにか乗ってくるのか?例えば、白トリフの天ぷらとトラフグの白子がオンされてくるとか。なわけないよな by ザブングル。もう好奇心を押えることはできません。奥様にきつねそばをお願いしました。
きつねうどん、を食べるのは普通、讃岐うどん、関西うどん、それに博多うどんくらいで、関東のきつねうどんは久しく食べてないですね。ましてや、きつねそば、となるとほとんど記憶にありません。もっとも5分前のことを忘れてしまう老人性健忘症には罹患してますが、なにか?ああ、食べてますよ、いつも。思い出しました。カップ麺のきつねそば。赤いきつね。
980円のきつねそば。さあどんなことがおこっちゃうのか。もう知りませんよ。賽は投げられた by カエサル。およそ8分経ったころ奥様がお盆を持って行列のほうに歩いて来ます。目の前に置きましたね。
おおおおお。こうなっちゃってましたか。すげえええ。
何と何と、大振りな漆の器に見たこともないようなでかい揚げが1枚乗ってるじゃあありませんか。どんだけ~っつうくらいの大きさです。間違いなく特注品でしょうね。大きさから言って百貨店で売ってると仮定すれば200円くらいの値段がついてもおかしくない大きさです。見事です。うまそうです。鼻を近づけると出汁のいい匂いが立ってきますね。これがかけそばの醍醐味です。ねぎもたっぷり入っていて、それとは別に丁寧に切られた刻みネギも添えられています。汁をいただきます。う~ん、沁みるようにうまい。かつおと昆布が絶妙の和の出汁連合軍で迫ってきます。すごいなあ。うますぎるやろ。
これだけ出汁が利いているその理由のひとつには、汁の濃さがあると思います。関東風からみれば、かなり薄い汁と言えるでしょう。醤油味を排し徹底した出汁の味にこだわる。蕎麦打ちもそうですが同時に出汁の名人と呼びたくなります。このバランス感覚ですね。かけそばもうまい店です。
揚げもめっちゃうまかったなあ。油で揚げた大豆といった趣でコクがあって、揚げたてのようなうまさです。揚げ自身もうまいし、じゅわ~って出てくるのがこのつゆですから。味付けも薄めにしてあって、揚げの味が存分に楽しめる工夫があります。お揚げさんの好きなあなたには絶対のおすすめですね。
蕎麦もまたかけを意識した茹で塩梅で、すこぶるうまい。せいろそばのきりりとした凛とした食感こそありませんが、熱でふわっとした食感もまた蕎麦の一つの顔でいとうまし、いとあはれ、です。そばがきのうまさに相通じると思います。量もたっぷりありました。
こういうきつねそばだったんですね。なら980円は納得です。それ以上に楽しんだと思います。せいろそば、もりそば、に固執することなく、もっと自由に蕎麦を楽しもう、という気持ちが湧いてきたターニングポイントとなったきつねそばでありました。