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「二色せいろ(1050円)」@手打ちそば みどりの写真無数の小さな穴があいているという蟻巣石を使った石臼で自家製粉するそば屋みどりに行ってきました。

蕎麦本に掲載されていたお店です。拙宅からも比較的近くにありいつでも行けると思ってずっと後回しにしてました。レビューも後回しになってしまいましたが。訪問したのは9月下旬。新蕎麦の出まわる前で条件的には一番厳しい時期でしたね。

お店がある柏市加賀には石窯パンのサパンやミルポンドがありますし、洋菓子のオペラ座や海鮮の味遊からもそう遠くありません。

蟻巣石という名前はこのお店の紹介記事には必ず登場する名前で、検索ちゃんで調べると火山の溶岩で焼かれて生成された石なんだそうです。それらしく呼べば、多孔質擬灰岩。軽石を思い起こしていただければ多孔質のイメージができるでしょう。ただ石臼の上臼は重量がないと挽けませんのでそれなりの工夫があるでしょうし、軽石ではたちまちに磨り減ってしまうので、これも軽石とは異質の高度の高い石だとは想像できますが、なにしろ見たことがございませんので詳細不明でございます。

蕎麦業界では、石臼挽きの際、蟻巣石を使うことで熱が逃げ易く上質の蕎麦粉が得られるということで、キャッチコピーにはしばしば登場する名前です。検索した結果、石の説明サイトはほとんどなくて、石臼を使った蕎麦屋、製粉業者のサイトばかりであったことを付記しておきます。

さて、みどり。お店に中に入って駐車場を訊きます。斜め向かいの駐車場と言われてそちらに駐車。この辺りは道幅が狭くて路駐厳禁ですので、お店の方に訊くといいでしょう。駐車場のないお店はスルーしかないと思われる商店街です。お店には開店時間に入店。いつもの口開けの客となります。この後2組の入店がありましたね。お店は昭和46年創業。初代、二代目でまわしているとそば本は報じてます。

店内はちょっと貫禄がついてきた蕎麦屋という感じで、入り口のホールにはテーブル席と大テーブル席を並べ、奥には座敷もあるようです。入り口に近い席に座って品書きを手に取るルーチンでいよいよ蟻巣石の成果を試すときがきました。期待感で一杯であります。

せいろ650円。粗挽き田舎蕎麦800円。二色せいろ1050円。と来れば、もう二色せいろしかないでしょう。ここは迷わずにオーダーできました。タウン誌であるぐるっと千葉が8月号で蕎麦うどん特集を組んでおりましたが、ここみどりも取り上げられていたようで、記事のコピーがポップになっていました。どれどれと思って席を立ち近寄って拝見。蕎麦本と同じ内容で、ちょっとがっかり。自分の言葉で書いて欲しかった。

さて10分ほどで二色せいろの登場。目の前に置かれました。目を凝らして蕎麦を見ます。ちょっと目にはほとんど同じ蕎麦粉で打って太さだけが違う蕎麦同士に見えます。しかし光の反射具合からは、田舎蕎麦の粒子がやや大きいことに気がつきました。甘皮の欠片も見える挽きぐるみです。

蕎麦の太さは十分に差別化してますね。田舎蕎麦は久しぶりに見る剛の蕎麦のようです。見るからに噛む噛むエブリボディ。

あごが疲れそうな田舎は後回しにして、せいろからいただきます。水切りも丁寧に行われていますね。ちょっとひやっとするせいろの試食。蕎麦はうまいねえ、なんて暢気なことを思ってます。こちらのせいろで蟻巣石の効果を確認するかのような食べ方をしてみましたが、そんなにはっきりと分かるような兆候は感じられませんでした。風味は中程度。この時期相応の蕎麦という認識です。

でも大きな特徴が。ばっちりと硬い蕎麦です。噛ませる蕎麦ですね。せいろのように冷たい状態で食べると、腰が強靭、剛の蕎麦、と通り越して硬いなあという印象です。噛みますので、当然甘みが出てきます。でんぷんが糖分に変わります。

つゆをちょっと舐めてみます。出汁を前面に出すように設計されているつゆだと思いました。やや甘め。子供の頃食べた出汁いっぱいのつゆのイメージと重なります。せいろ蕎麦を少し手繰ってつゆに下三分つけ。一気に吸い上げ、は出来ませんね。もう少し少量なら出来たかもしれませんが、これは飲み込む蕎麦ではなく噛む蕎麦だからです。この打ち方ならかけそばかな。せいろとかけの食べ比べのほうが面白いかもしれません。

せいろがこれですから、田舎の方は推して知るべし。これはちょっと手ごわかったです。あご、疲れます。若い方ならウェル噛めでしょうが、あごの筋肉が久しぶりに悲鳴をあげておりました。いや、うまいですよ。うまいけどなあ。ここまで苦労していただく蕎麦って。メニューによれば、せいろから田舎への変更は+150円ですので、田舎のきつねは900円です。食べるならこれかなって思ったもんで。

田舎そばの風味の加減をセンシングしました。せいろとはあまり大きな差を感じません。蕎麦の保存期間が最長となる季節でしたから、こういう結果でもしょうがないでしょう。新蕎麦が出始めたら違う結果になるかもしれません。

蕎麦湯は調整蕎麦湯のとろとろ。これはいつだって最高にうまいね。最近蕎麦粉を溶いてだしつゆの素を入れて家でも飲んでますよ。白濁とろんとろんの蕎麦湯を全部いただき、お店をあとにしました。さ、ケーキでも買ってかえるか、それとも、味遊に行って、くるめさ~~~ん、ってさけんでみるか。

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