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「天せいろ(1500円)」@そば処砂武縞の写真水府産蕎麦粉がウリのつくば郊外店、砂武縞。特徴を生かし、ふつーの蕎麦店になってほしくないと思いました。

つくばに来ています。

先日来、どうも気になるイタリアンを目指してつくばにやってきました。お店は辺鄙なところにあるとのことでしたので、見つけられるか出発前からちょっと不安がありました。ダイジョーブと力強く宣言する菜美を信じて家をでたものの。やっぱりねえ。区画すらはっきりしないイナカのひろ~い土地に、新しい家がそこだけかたまって建てられたような典型的な開発したばかりの新興地です。このような土地の住所は菜美は知りません。

この辺かなあ、と思ったところから県道まではすぐ。イタリアンは何が何でもではありませんので、ささっとあきらめて、ロードサイドにある天丼屋か蕎麦屋のどちらに行こうか頭を切り替えてます。どっちのお店も永い間の宿題店。天丼屋のほうは天丼500円で学生を集めて健在のようです。隣は人気のラーメン店。その隣は、海鮮丼で一躍名をあげた店ですが、休業してますね。どうしたんでしょうか。閉店しちゃったのかな。

蕎麦屋に決めて車を進めます。目指す蕎麦屋には大きな駐車場があって看板もりっぱなのがあり、菜美の誘導なしでも行けます。あっという間に到着。駐車場には車が1台もとまっていませんでした。

オオバコのロードサイド蕎麦店のおもむきです。入店。がらんとしたオオバコ店はちょっと寂しい感じです。このくらい広いと、子供のはしゃぐ声なんかが聞こえてちょうどいいのですが。

席に座って、どんなお店なのかメニューの説明を見ます。

いらっしゃいませ

この度は当店砂武縞へおいでくださいまして誠にありがとうございます
当店のそばは、水府産極上そば粉に冷水にした活性水素水を加えて練り上げたおそばでございます。
どうぞみなさま、このこだわりの十割そばをじっくりと味わってくださいませ。

そうだったんですか。予備知識ゼロで来てます。じゃあ、こっちも気合を入れていただきましょうか。

せいろ 750円
天せいろ 1500円
かきあげ天せいろ 1300円
おろしぶっかけそば 900円

冷たいおそばは、これだけかな。とろろせいろ、も別メニューにありました。900円。この地域の蕎麦店ではどれもが高めの値段設定です。原価がそうなら自然に値段も高くなる法則なんでしょう。

じゃあ、天せいろでいくか。そこまで蕎麦粉にこだわるのなら、天ぷらもこだわりがあるのかもしれない、との期待からせいろの2倍の値段の天せいろをお願いしました。

ぼんやり待っているとやがておかみさんの手で運ばれてきました。これですね。

蕎麦の風味を楽しむのには天ぷらは匂いが強烈で、むしろじゃまです。ですから、蕎麦を半分以上楽しんでからでないと天ぷらには手をつけません。

蕎麦は見た目ちょっと切りむらが目立ってますね。星は見えず量はこんなもんでしょうか。丸盆にすのこを敷いて、その上に盛られてます。手前のほうから手繰り寄せていただきます。期待していた強い風味を感じることができず、やや残念。まだ夏を越してはいないので、しっかりとした貯蔵では天日干しした直後の風味が残らなければいけない時期です。産地が水府、品質は極上、と謳っているのであればそれにふさわしいおそばが食べたいです。まことに残念。せいろでよかったかな。

つゆにつけていただきます。つゆは中濃度で甘口。蕎麦がつゆを受けてふわっと花開く瞬間が大好きです。その前提は、しっかりと打たれた風味の強い蕎麦。それがないと、きそば屋さんで食べるカツ丼おとものもり蕎麦と同じになってしまいます。最近の機械打ちもなかなかにおいしいですから、せいろが750円の特徴がもう少し欲しいと思いました。

天ぷらは衣がやや厚め。1500円の天つきですから、ネタはこんなもんでしょう。普通においしくいただきました。

蕎麦を食べていて、これ、どこの産地ですか?って聞きたくなるのは人情です。この日いただいた蕎麦の産地を知らなかったら、産地はどこですか、って訊かなかったでしょうね。蕎麦は当然嗜好性の強い食べ物ですから、ワタシはそう感じてそのまま書きました。しかし、どうも釈然としません。粉にこだわる店主の打った蕎麦がいつもこうだとは思いたくないです。もう一度食べに来なければいけませんね。
CP(-2)。

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