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「鬼汁そば(1050円)」@東本陣の写真高速東北道の鹿沼インターと宇都宮市街地とを結ぶ幹線道路。その通りのある交差点に、“十割そば”の看板の文字が見えました。宇都宮ならギョウザだっぺよ、と思いながら、そばも悪くないなあ、と0.3秒で考えて、看板の矢印の方向に車を進めました。看板を信じるばか、信じないばか。

魅力たっぷり、カリフォルニア・ガール多数来日。新装開店居酒屋“行列“。こんな看板があったら、あなたは行きますか。行くに決まってる?そうですか、消極的には賛成。

脇道に入ってまもなく、おお、古き日本の伝統家屋が見えてきました。ここに間違いない。車を停めてしげしげ観察します。りっぱな家ですねえ。本陣と染め抜いたりっぱなのれんが出てます。営業中の看板もある。みどりの提灯。それに、なんですかあれ、大砲の砲筒のようです。車を停めてお店の裏までぐるりと回ります。

裏にも車を停められる土地が何百坪もあります。お店の裏手に看板があり、栃木そば、と大きく書かれてます。なるほど、JAつまり農協ですね。栃木県経済連指定店。

栃木そばは、良質な県産玄そばを100%使用した生麺です。風味ゆたかな香りとのどごしをおたのしみください。

名物 自然薯 とろろそば、むぎとろめし。
自家製粉  魂の食べ物

いやー、これだけ畳みかけられると、入らないわけにはいきません。時刻は11時すぎ。暖簾を分けて、お店の中に入ります。

おお、またこれが、実に味わいのある古民家で、入口の左手が広い厨房、正面にテーブル席があって、右手はお座敷です。都会ではぜったいまねの出来ない、ひろびろとしたつくり。そこいらじゅうに、メニューが書かれていますが、とりあえず、正面のテーブル席に座りましょうか。

厨房から、おかあさんが、お茶とおしぼりを持って出てきました。

こんにちは。このお店、建物は相当古いんですか?
そうですねえ、100年は間違いなく経ってるわね。

へ~。え~と、なにかごちそうになりたくて、来ましたが。何がいいでしょう。
そうだわねえ、うちの名物は鬼汁そばってつけ麺ですけど。野菜がたくさん入って。これは、うちだけですよ。
ああ、それじゃあ、鬼汁そば(1050円)をひとつください。

おとうさんに注文を伝えるために、厨房のほうに消えていきました。

良く見ると、なにやら曰くのありそうな品がたくさん陳列されています。いなかですから、まあ、雑然と、高そうなものも、高くなさそうなものも、いっしょくたで陳列されてます。

おかあさんが、厨房から戻って来ました。
お客さん、どちらからですか。行列の都会ボーイ的センスを見て、フジテレビのロケに行く途中の男優に間違っているようです。
あのお、千葉県の我孫子というところから来ました。
(あれ、お台場からじゃないんですか、と言うかわりに)
よかったら、お座敷に上がって見て結構ですよ。
ホントですかあ。写真撮っていいですか。
ええ、ええ。どうぞ、どうぞ。

おかあさんは、娘時代にあこがれてた佐田啓二に会ったような気持ちになったのでしょうか。それから、行列にたいして、大歓待が始まりました。

あの、これよかったら食べてみてください。
(うあー、うまそうなお団子が出てきました。おそばのあとのデザートにしましょう。)
ああ、ありがとうございます。おいしそうですねえ。それでは、遠慮なく、いただきます。

あの、よかったら、これさしあげます、って今度はカラー刷りのお店のお料理が全部載っているメニューを持って来ました。

おとうさん、おとうさん。千葉から来たお客さん。聞こえるう~。
厨房で料理を作っているおとうさんを呼びます。(おれの、そばは?ああ、もう一人厨房にいました)おとうさん、はなしが好きなんだわ。
おとうさんが来る前に、椅子を引いて、おちゃをもう1杯ついで。(長話を予期したセッティングだわ)
おとうさんと、少し話しました。

おお、そうやってエンターテインされているうちに、おそばの登場です。いや~、うまそう。りっぱな御膳、足付きです。

おそばは、ぬきとわれを一緒に挽いているんでしょうか。あまかわが残って、いい感じのアクセントになってます。点点がいかにも田舎そばというふうあいを出しています。臼で挽いて、粉だけをとりだし、田舎そばを出す店には粉とあまかわの両方を売って、お店はそれを混ぜて田舎風に打つ、そんな小細工をする必要がありません。しぜんに挽けばしぜんにできちゃうのが、田舎風なんですから。このお店で食べると、説得力があります。

まずは、おきまりで、そばをそのままたべます。う~ん、この香り、この味。そばの量もたっぷり。

それでは、つけ汁を一口。ぎゃ~、辛い!!これ、ぜったい唐辛子が入ってますよね。行列が苦手なもののひとつがとうがらしの辛さ。いま、この世に苦手のもの、3つしかないのに。香菜(シャンツァイ、パクチー)、赤・青とうがらし、カリフォルニアガール。

箸で汁をすくってみると、ははん、青とうがらしをぶつ切りにして入れてます。ああ、野菜はたくさん入っていますが、フレッシュ野菜ではなく、野菜の煮たものでした。

そばを汁にディップして、一口。ひゃ~、辛い。というのを、我慢して5、6回続けると、うん、まあこれもうまいかな、と思えるようになりました。

厨房から、また、おかあさんがこっちに声掛けてます。

ふつーの、そば汁もありますよ。持っていきましょうか。

ああ、だいじょうぶです。おいしいです。

このあと、本当においしく感じるようになったのは、そば湯をつけ汁に入れてからのことでした。濃さ、コクという点ではそばを食べている途中につけ汁にそば湯を入れるのは、いかがなものか。ですけど、うすくなって、行列には、汁のうまみを感じることが出来るようになったのです。結局、半分は何もつけずに、うんまいうんまい。半分の半分は、から~けどうんまい、残りは、うすいけどうんまい、で2009年宇宙の旅を堪能できました。

おかあさん、おいしかったです。

そんでは、お団子でデザートにしますか。
うぐ。あれ~、これはお団子ではありません。丸く切った、さといも、でした。これが、まじ、ぜっぴん。うめ~、と栃木のやぎになります。メニューを見ましたが、ありません。裏めにゅー、というやつです。

おかあさん、おいしかったし、いろいろありがとうございました。
(書いてないことも、含めて)

いえいえ、また今度来て下さい。今日は、ありがとうございました。

(いくら行列が佐田啓二に似てるからといって・・・・・)
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