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「ざるそば(800円)」@泰旬庵そば 風の写真筑波山を背景に飛ぶパラグラーダーを見ながら食べるざるそばの爽快さ。店は築100年の古民家という贅沢。

この日は筑波山を間近に見る旧八郷村の手打蕎麦まいえに遠征しました。いただいたのははるばる山形から取り寄せた月山湧き水浸し、寒晒し蕎麦。いいお蕎麦でした。お店を出てフルーツラインを逆戻り。帰宅です。途中で見覚えのある景色に変わり、この辺だったよな。以前、蕎麦本を頼りにこの近くの手打蕎麦店を訪ねたのですが、お店は臨時休業でした。お店の名前は、風。

ちょっと気になったので記憶を頼りにお店を探します。フルーツラインの路傍に風の小さな看板を見つけました。そうそう、この角を曲がって小さな坂を登るんだったな。お店はすぐに分かりました。前回訪問の経験が生きました。お店は農道に面していて店の駐車場に入らないとお店自体は塀で見えない構造になっています。中に入ると、おお暖簾が出されてました。それじゃあ、せいろを1枚ごちそうになって帰りましょうか。帰りがけの駄賃というものです。

車をとめてお店の外観をしげしげと眺めます。古民家ということですが、外装は新しくした感じです。しかし背の高い家だなあ。古民家らしからぬ異形ですが、また家の中は違うんだろうな。入り口には涼しげな長暖簾が下がっています。トンボが飛んで秋の風情ですね。前回訪問時、引いてもびくともしなかった分厚い木の扉を開けて入店しました。13時半でした。

お店の中に入って思わず天井のほうに目が行きます。天井はありません。そこは吹き抜けになっていて太い梁が力強く組まれています。蕎麦屋になる前のこの家が建てられた時にはどのような目的で設計されたのでしょうか。普通の家に比べれば断然広いのですが、今までお邪魔した古民家の前歴が庄屋、豪農の家としてはこじんまりとした感じです。ただ高さだけはどこよりも高い。

部屋の隅に置かれた薪ストーブを見ながら奥に進みテーブル席に落ち着きます。先客なし、後客2組。前方は全面ガラス張りになっていて、外のテラス席の向こうには山々がくっきりと浮かぶかのようによく見えてます。あ、あれはパラグライダーですね。原色のパラグライダーが飛んでます。2機いますね。飛び立つところがどこかにあるのでしょう。いい景色です。

お店の方がお茶を持って来てくれます。

とっても眺めがいいですねえ。

このロケーションはお店の方にとっても自慢のひとつでしょう。テラス席で食べると最高ですね。メニューから、ざるそば(800円)をお願いしました。この前ちょっと寄ったのですが、お休みだったようですとお訊きすると、その日だけご主人が体調を崩されてのお休みとのことでした。

さて、お待ちかね蕎麦の登場です。オーダー後6,7分ってところでしょうか。丸笊にこんもりと盛られて出てまいりました。量はこのくらいで世の中の標準でしょう。やや太打ちの部類に入るでしょうか。エッジはきっちりと立っていて挽きぐるみの星が見えてます。試食をしてみようと箸先で手繰っていただきます。

先ほど食べて来た山形の月山寒晒し蕎麦よりも風味がいいです。食べてみても蕎麦の風が吹いてくる感じ。店名の風とかけているわけではありませんが。味的には寒晒し蕎麦のほうが甘みが強いと感じますが、それでも穀物の甘い味が魅力的です。この店のご主人もいい蕎麦打つなあ。やや硬めなところはコシがあって食感がいい、につながります。うまい蕎麦です。

つゆを蕎麦猪口にちょいと注ぎ、舐めてみます。うまいねえ。濃厚で辛口。本物です。出汁が辛口のつゆに甘さを注入した感じで、まったく上等なつゆですね。このつゆがあると蕎麦本に掲載される価値があるお店だと思います。蕎麦屋としての格がぐんと上がった感じ。いい蕎麦が打てても、つゆが市販のつゆの素みたいな薄いものだと蕎麦本に取りあげるのはいかがなものかと思ってしまいます。偏見ですね。自覚してます。

薬味は蕎麦湯用にとっておいて、つゆに手繰った蕎麦の下3分をつけてすすり上げます。蕎麦がぐんと生きてきますね。特にこのような硬めに打たれた蕎麦にはつゆが効果的に働きます。うまいねえ。濃厚なつゆなので少ししか蕎麦にからめませんが、断然うまくなります。食感も改善されます。これが蕎麦喰いの醍醐味ですね。

熱々の蕎麦湯をいただいてすべて終了しました。だめもとで寄ってよかった、と思いました。帰り際に、それまで気がつかなかった2階部分の梁の上にある古民具を説明していただき、古民家もその骨董趣味の延長線上にあることがよく分かりました。蕎麦喰いには良く通るフルーツラインですので、また寄らせていただきます。

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