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郊外の蕎麦屋で食べる十割蕎麦の哀愁。風情も大切に、実質も大切に。鬼怒川竹やぶで蕎麦を食べている時にひとつ思い出したことがありました。もう20年くらい前でしょうか。ご近所の評判を聞いて、この近くの蕎麦屋に来たことがありました。ものすごく量が少なかったこと、ものすごく美味しかったことが印象に残っていて、あの店探してみようかということになって。この日、記憶を頼りに水海道の菅生地区の蕎麦屋探しに出かけました。この辺だよなと20年前の記憶を呼び戻し、あったあ。お店はT庵と呼ばれていたんですね。看板は昔のままで残っていましたが、お店は荒れていて相当前に閉店してしまったようです。お店が見つからないことも想定して、代わりのお店も何軒か準備していました。その中の1軒、めんの里大かわに行くことにしました。このお店は、常総バイパスに大きな看板を出していますので、いつか行ってみようと頭に入っていた蕎麦店です。手打、と、十割、という2大蕎麦単語が入っている看板ですので、その吸引力は絶大です。看板にしたがって国道294号線を離れしばし走ると黒い屋根に店名が書かれている家が陸橋から見えたので、あわててUターンして田畑の中を進みお店に到着です。ものすごいロケーションでした。お店の駐車場には数台の車が既にとめられていて、そのほとんどがバンです。仕事途中のお客さんが多い、と読めます。屋根つきの入り口門がありますが、これは棟門と呼びましょうか、そこに出されているのれんには手打そばの文字が染め抜かれています。くぐって短いアプローチの先がお店になっていて、お店の入り口ののれんにはきそばと書かれてます。入り口の格子戸を開けて入店。お客さんで賑わう蕎麦屋の風景がひろがっていました。6,7割のお客さんは作業服を着てます。後客のグループも近くに作業場があるらしく、毎日のように来ているような挨拶で入ってきましたね。そばの大盛りにどんぶりの大盛りをつけて、と言った注文が聞こえてきそうな立派な体躯と昼飯休憩に元気一杯のテンション。いいねえ。さてこちらは空いていた小上がりの座卓にどっこらしょ。卓上のメニューと壁に貼られたメニューを順番に見比べて・・・。お店の中は一番忙しい時間帯を迎えていて、花番さんは大忙しです。このような風景は日常らしく、てきぱきと注文取りと配膳と後片付けをこなしていて、店の回転もスムーズです。まあ、だからお客さんがつく、というのもあるでしょう。ここまで国道から引っ込んでもお客さんは来るんですから。看板につられて手打十割を食べに来ましたが、グランドメニューにはありませんね。壁メニューに目をやると、十割そば(900円)と言うのがありましたので、これでいきます。同行のBさんは、未食の乳茸(ちたけ)入りきのこそば(1000円)をオーダーしました。厨房に一旦消えた花番さんがこちらへ戻ってきました。何事やろ?行列が来店したことを知ったご主人が、まさか、行列に色紙を書けと希望しておられるのかな。あのお、10割なんですが、麺が少し固くなってますが、よろしいですか?ああ、全然問題ありません。よろしくおねがいします。そうだったのか、ご主人は恐らくシャイな性格でなかなか言いづらい性格なのかな。ま、いいでしょ。それからおよそ18分で配膳とあいなりました。10割そばは、スノコを敷いた白い丸皿にかなりたっぷり目に盛られてます。蕎麦はやや黒っぽく見えますがそれはかなりの分量の欠片が見えているせいかもしれません。やや太打ちですが、切りむらも見えてますね。店主が固いといった理由が分かってきました。これは所謂田舎蕎麦の打ち方なんでしょう。太打ちで加水を少なくした田舎蕎麦。蕎麦のほかには、何とおむすびが1個、小さいですが豆腐もセットになっていたのです。何ともカントリーじゃないですか。蕎麦を少し食べてみます。思ったよりはおとなしい風味ですが、噛んでいると甘みがじんわりと出てきます。この種類の蕎麦はどうしても飲むよりも噛むがメインとなりますので、穀物の甘みを楽しむにはちょうどいい。そこは計算に入っているのかもしれません。つゆをつけてみますか。つゆは濃度は中程度ですが、出汁がきっちりと利いていてうまい。つゆをつけながら、じっくりと楽しみました。おむすびがうまいねえ。やっぱりカントリーの人はうまい米食ってるんだなあ。乳茸きのこそばは、二八で打たれ、こっちは細打ちでずっと食べやすい。どんどん飲んで食べちゃう感じです。つゆはやや甘口で独特の味ですが、これが乳茸なんでしょうか。温かいつゆなんで、十割を入れて食べてみました。固さがやや抜けて味も全く違いこれもまたひとつの蕎麦ですが、やっぱりせいろのままがいいな。食べ難いというのはさほど大きな問題ではないということが分かりました。ただ田舎蕎麦は、この半分くらいでちょうどいい分量なのかもしれません。あごも疲れるしねえ。2色で二八と半々がベストだと思いました。どのお客さんも笑顔でお店を出て行くとてもいいお店でした。
まいど~ 昨日行ってきたで~ 蕎麦も旨かったけど、カツ丼も旨かったな~ww
ジンさん 地元のお客さんと営業、作業服関係のお店ですね。 作業服のお客さんから、丼ものは鍛えられたのでしょう。
鬼怒川竹やぶで蕎麦を食べている時にひとつ思い出したことがありました。もう20年くらい前でしょうか。ご近所の評判を聞いて、この近くの蕎麦屋に来たことがありました。ものすごく量が少なかったこと、ものすごく美味しかったことが印象に残っていて、あの店探してみようかということになって。
この日、記憶を頼りに水海道の菅生地区の蕎麦屋探しに出かけました。この辺だよなと20年前の記憶を呼び戻し、あったあ。お店はT庵と呼ばれていたんですね。看板は昔のままで残っていましたが、お店は荒れていて相当前に閉店してしまったようです。お店が見つからないことも想定して、代わりのお店も何軒か準備していました。その中の1軒、めんの里大かわに行くことにしました。
このお店は、常総バイパスに大きな看板を出していますので、いつか行ってみようと頭に入っていた蕎麦店です。手打、と、十割、という2大蕎麦単語が入っている看板ですので、その吸引力は絶大です。看板にしたがって国道294号線を離れしばし走ると黒い屋根に店名が書かれている家が陸橋から見えたので、あわててUターンして田畑の中を進みお店に到着です。ものすごいロケーションでした。
お店の駐車場には数台の車が既にとめられていて、そのほとんどがバンです。仕事途中のお客さんが多い、と読めます。屋根つきの入り口門がありますが、これは棟門と呼びましょうか、そこに出されているのれんには手打そばの文字が染め抜かれています。くぐって短いアプローチの先がお店になっていて、お店の入り口ののれんにはきそばと書かれてます。入り口の格子戸を開けて入店。お客さんで賑わう蕎麦屋の風景がひろがっていました。
6,7割のお客さんは作業服を着てます。後客のグループも近くに作業場があるらしく、毎日のように来ているような挨拶で入ってきましたね。そばの大盛りにどんぶりの大盛りをつけて、と言った注文が聞こえてきそうな立派な体躯と昼飯休憩に元気一杯のテンション。いいねえ。
さてこちらは空いていた小上がりの座卓にどっこらしょ。卓上のメニューと壁に貼られたメニューを順番に見比べて・・・。お店の中は一番忙しい時間帯を迎えていて、花番さんは大忙しです。このような風景は日常らしく、てきぱきと注文取りと配膳と後片付けをこなしていて、店の回転もスムーズです。まあ、だからお客さんがつく、というのもあるでしょう。ここまで国道から引っ込んでもお客さんは来るんですから。
看板につられて手打十割を食べに来ましたが、グランドメニューにはありませんね。壁メニューに目をやると、十割そば(900円)と言うのがありましたので、これでいきます。同行のBさんは、未食の乳茸(ちたけ)入りきのこそば(1000円)をオーダーしました。
厨房に一旦消えた花番さんがこちらへ戻ってきました。何事やろ?行列が来店したことを知ったご主人が、まさか、行列に色紙を書けと希望しておられるのかな。
あのお、10割なんですが、麺が少し固くなってますが、よろしいですか?
ああ、全然問題ありません。よろしくおねがいします。
そうだったのか、ご主人は恐らくシャイな性格でなかなか言いづらい性格なのかな。ま、いいでしょ。
それからおよそ18分で配膳とあいなりました。
10割そばは、スノコを敷いた白い丸皿にかなりたっぷり目に盛られてます。蕎麦はやや黒っぽく見えますがそれはかなりの分量の欠片が見えているせいかもしれません。やや太打ちですが、切りむらも見えてますね。店主が固いといった理由が分かってきました。これは所謂田舎蕎麦の打ち方なんでしょう。太打ちで加水を少なくした田舎蕎麦。
蕎麦のほかには、何とおむすびが1個、小さいですが豆腐もセットになっていたのです。何ともカントリーじゃないですか。
蕎麦を少し食べてみます。思ったよりはおとなしい風味ですが、噛んでいると甘みがじんわりと出てきます。この種類の蕎麦はどうしても飲むよりも噛むがメインとなりますので、穀物の甘みを楽しむにはちょうどいい。そこは計算に入っているのかもしれません。つゆをつけてみますか。つゆは濃度は中程度ですが、出汁がきっちりと利いていてうまい。つゆをつけながら、じっくりと楽しみました。
おむすびがうまいねえ。やっぱりカントリーの人はうまい米食ってるんだなあ。
乳茸きのこそばは、二八で打たれ、こっちは細打ちでずっと食べやすい。どんどん飲んで食べちゃう感じです。つゆはやや甘口で独特の味ですが、これが乳茸なんでしょうか。温かいつゆなんで、十割を入れて食べてみました。固さがやや抜けて味も全く違いこれもまたひとつの蕎麦ですが、やっぱりせいろのままがいいな。食べ難いというのはさほど大きな問題ではないということが分かりました。ただ田舎蕎麦は、この半分くらいでちょうどいい分量なのかもしれません。あごも疲れるしねえ。2色で二八と半々がベストだと思いました。
どのお客さんも笑顔でお店を出て行くとてもいいお店でした。