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「もりそば(650円)」@手打そば あをいの写真大多喜町のロードサイドにある一見普通の蕎麦店が出す江戸前の手打ち蕎麦。これがとんでもなくうまい。

養老渓谷の手打蕎麦ゆいを後にして、途中養老温泉での休憩をはさみ、いすみ鉄道に沿ってどんどん太平洋側に車を進めます。2軒目の蕎麦屋は手打そば・うどん あをいです。お店は国道294号線沿いにありました。この近くには湯葉のゆば善や道の駅や竹細工の店などがあって、ちょうど休憩するには好都合なゾーンです。

竹細工の店に入りましたが、種類も豊富、値段も安く何個か笊を買いました。大多喜はたけのこの産地ですから、道の駅には竹細工がたんまりあるはず、と思って立ち寄り。あまりの種類の少なさに、がっかりしていただけに、この竹細工のお店は輝いて見えましたね。自家では作らず、仕入れて売っているとの事でした。

さて、いよいよあをいに入ります。ロードサイド店にふさわしく駐車場はたんと車をとめられます。時間は15時。その駐車場には車が1台もとまっていません。日陰になる場所に車を入れて。お店は緑のカーテンとよしずと木々に囲まれていて、そのまま深山に置いておきたくなる情景の中にありました。ただ店の前の国道はびゅんびゅん車が走っていて、お店を切り取ってアップで見ない限りはそんな思いは浮かんでこないシチュエーションですが。

お店に入ります。広い。天井が高い。ゆったりした空間。すべて木を使ったでっかい山小屋風。目に飛び込んできた店内の情景です。お客さんはゼロ。しかしこの後、食べているときに5組ほど入ってきて、あっという間に暖簾が仕舞われました。外が見えるテーブル席に落ち着きます。広い厨房には店主が一人だけ。立派な体躯の方です。ホールを担当するのは女性一人。蕎麦茶をもってきてくださいました。

さて、何をいただこうか。消化のいい蕎麦の昼食から3時間経ってますので何でも食べられます。ご近所のゆば喜のゆば刺身やゆば天麩羅もありますね。天ぷらはお昼に食べたので、もういいかな。温かいそばの種物もいいな。なかなか決まりませんでしたが、後のことを考えてここはもりそば(650円)をお願いしました。

お店の中に1枚の看板を発見。席を立ち近づいて見ます。

国産石臼挽そば粉 北海道

お店で使っているそば粉のようです。あとで調べたら、石臼挽きの業者から仕入れているそうです。厨房では店主が慎重に仕事を進めていて。席に戻ってしばらくすると、待望の蕎麦が目の前に置かれました。

細切りの蕎麦です。これはうれしい。ややしろっぽい感じで目立つほどは星は含まれてませんが目を凝らして見ると実に細かい星が点在しているのが分かります。さっそく手繰ってちゅるちゅるちゅると一気に吸い上げます。いやあ、うまい蕎麦にびっくり。蕎麦の甘さが引き出され、静かな穀物風味と調和している蕎麦だと思いました。食感もいいですねえ。蕎麦の醍醐味です。外二ということでしたが、この食感とのどごしの良さを得ていながらこの風味ですから。

こういう蕎麦を食べると、「打ち手の勝利」と言いたくなります。先日流山で食べた蕎麦もそうでしたが、見た目普通に見える蕎麦が食べてみるときりりと上質な蕎麦であることが、打ち手の手柄のように思えるのです。二八の一番いいところが出ているなと感じました。

つゆにつけていただきます。このつゆは出汁がきいた濃厚なかえしといった趣で、蕎麦がぐんとうまくなります。もりそばとしては平均よりずっと多い盛りでしたが、うめえなあうめえなあであっという間に食べきりました。ここは蕎麦のうまさを味わうのが正解のようでした。箸休めの種を入れずに蕎麦だけに集中できるもりが最良の選択に思えてきました。

最後に白濁した蕎麦湯で〆ます。濃厚なつゆが映えるときです。いい蕎麦だったなあ、と思い出をかみ締めるひととき。そして、大多喜での愉快な時間に感謝して次に向います。

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