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「天もり(1500円)」@粕尾茶屋の写真類まれな異空間で手打ち蕎麦が食べたかったら、ここ。樹齢1200年のごろごろがありますよ。

栃木県の白沢街道に蕎麦屋の看板が出ていました。

県下一 手打ち蕎麦 粕尾茶屋

県下一、で、何が?って突っ込みたくなるでしょ。県下一、どないやねん。うまいか、まずいか。大盛りか小盛りか。県下一、ってなんでも言えるやん。

行って来ました。お店は看板に誘われて交差点から入って行って更に入っていったところにあります。見事フィッシングされた気分です。お店の裏の駐車場に車をとめて入店。周りは住宅街ですね。そば・うどんと染め抜かれた紺色ののれんを分けて店に入ります。

何々、どうしたの?って訊きたくなるような見かけない木の塊がごろごろ置かれています。お店は入り口の外から見るよりもずっと広い。先客はひとり。またへんてこなテーブル席ですね。お店は年季が入っている感じで、どこが県下一なのか目を凝らします。変形テーブル席とお座敷があって、時間と共に増えていった置物がごてごて増えていったような。また、聞いたこともない演歌歌手のポスターなんかもピンナップされていて、ここは場末のカラオケ道場かって。

お茶を持ってきた店主に、入り口にある何か分からないもの、あれ何ですか?

初めてお店に来たことを申しますと、お客さん、いいもの見せてあげましょう、と言われて座敷の方に向います。いいものって、何だろう?まさか、柴咲こうの肉筆サイン入りポスターがあったりして。店主が座敷の襖を開けると、じゃ~ん、そこはカラオケのステージ付き大きな座敷でした。またわけのわかんないポスターが貼ってあって。それはいいだけど、このステージにある、ごろごろころがしてある木の塊みたいなもの、何ですか?食事をしに来ましたが、オーダーを入れる前にお店の紹介をされちゃってます。

お客さん、栃の木、見たことありますか?

見たことあるに決まってます。マロニエがそうですから。また今回おじゃましている栃木県の県木ですから。

栃の木のこぶがあるでしょ。地上の幹にこぶがある栃の木の根っこにも、必ずこぶがあるのよ。ここにあるのは、全部自分で掘った地下茎のこぶ。掘るの大変なんだから。

店主の趣味が栃の木のこぶ集めとは。ものすごいもの見せていただきましたが、なんかもう食事も終わって帰るような気分になっちゃって。さあ、気を取り直して食事をする部屋に戻りメニューを見ます。天下一って、あの栃の木のこぶのこと?

せいろそばが食べたくて、ってメニューを見ると、もりそば600円、ざるそば700円、とな。どうしようか、と思って写真入のパウチっ子を見ると天ぷら系がおいいそうな感じ。それじゃあ、天もり(1500円)で。

店主が調理の準備を始めます。栃の木の話をした同じ人物とは思えないほど、集中している感じです。どんな県下一がでてくるか楽しみです。

これですね。蕎麦は星の多い野趣たっぷりな手打ちで、上品な盛りではありますが姿がいい。手繰り寄せて食べてみるとなるほど風味が強くてなかなかいい蕎麦です。手打ちの蕎麦はこのくらいのレベルのものをいつもいただきたい。それに比べるとつゆが少しだけ弱い感じがします。ここががつんと出汁とかえしが蕎麦を受け止めるとそれこそ県下一のレベルになると思いますが、栃木県なら胡桃亭なんかはレベルの違うつゆが出てきます。

天ぷらは全点春の野菜系でした。ここは1500円なんでもうちょっと豪華なたねを揚げていただきたかったと思います。いちご1個やふきの煮物ちょっとやお新香でたとえ300円だとしても、1200円の天もりとしては寂しい。お店のコレクションを見ただけでこの日は終わり、みたいなインパクトあるお飾りでした。

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