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韃靼蕎麦って、よく耳にしますが、一体どんな蕎麦なのか今回はちゃんと調べました。体にいい、とか言われてますが、蕎麦なのか蕎麦じゃないのか。体にいいと聞きますが、どういう風に?とか。体にはいいけど、おいしくないとか。調べると、韃靼蕎麦って結構いいやつみたいなんです。世界中で栽培されているソバは普通種と韃靼種の二種類あるそうです。普通種って普段食べている蕎麦でして。一方、韃靼種は特有の苦味を持っているそうで苦ソバとも呼ばれているんですって。中国南西部の雲南省、四川省、チベット、ネパールなどの2000m以上の山岳地帯で多く栽培されているそうですよ。韃靼蕎麦の韃靼とは、中国で8世紀の頃に現れたロシアのウラル山脈西方タタール地区のモンゴル人の一部部族名韃靼人から来ているそうです。その韃靼部族の間で栄養源として生産されていたのが、この韃靼蕎麦だった、とよく血液がサラサラになると言われている栄養価の高いおそばです。韃靼蕎麦を常食している韃靼人達は昔から病気が非常に少なく不老長寿だそうですが、その秘密がこの韃靼蕎麦だそうですよ。韃靼蕎麦の苦味成分は、ケルセチンと言う成分の苦味でケルセチンは血液をサラサラにする作用・免疫力強化作用があるそうです。日本蕎麦の約100倍近くもあるルチンと言う成分は幻のビタミンPと呼ばれ、毛細血管強化・修復作用があるそうです。すっげえ。100倍ですか。ここまでは、レビューの前振りですが、お店に行く前に調べたのでお店にいつ行けるのかじっとチャンスを窺っていました。そして、その日がやってきます。宇都宮を出発して国道4号線を北上します。さくら市の氏家を通過して4号のバイパスに入ります。この辺は市街地から離れた郊外で丘陵地帯を切り開いて最近バイパスを作ったようです。したがって、ロードサイドにはお店は1軒もありません。こんなところに韃靼蕎麦屋さんがあるのかなあ。ようやく菜美はバイパスを右折してその先を左折するように運転の指示を出してきました。いつもながらの、スマシタ声に、もっと感情が入らんかね。指示通りに進むともうそこは完全にカントリーの世界です。あと300mで目的地付近です、とまたしても曖昧な表現を繰り返します。目的地“付近”に到着しました。これで案内を終了します、って勝手に終了し。カントリーロードですから家もまばらなので、間違いようもなく、すぐに寿庵の看板を見つけました。菜美の顔が見えたら、ほ~らあったでしょう、って自慢そうな顔してるんだろうな、と思いながら店の前の空き地っぽい駐車場に車を入れます。韃靼蕎麦寿庵と歌舞伎文字で書かれた看板があります。お店は平屋の一軒家。かわいいサイズの家です。塀と看板を兼ねたところには、そば専門店ダッタンそば寿庵(じゅあん)と書かれてました。駐車場の前は藤棚があってその下にテーブルと椅子が置いてあり、テラス席ですね。開店時間より7,8分到着しましたので古木の看板は準備中と書かれた面が見えています。入り口に向かい、ちょっと店内を覗きました。奥様でしょうか。開店の準備をしていましたが中に入ってお待ちくださいと言われます。ありがたい。いやあこんな素敵な空間だったのですか。お店の中には、草木染の作品や凝った器類が並べられ、ちょっと民芸調な趣です。奥にある丸テーブルが感じよかったので、そこに腰掛けます。この和風にしつらえたお店って何故か落ち着くんですよね。いつか訪問したことがあるようなデジャヴ感。壁にはメニューや効能なんかが書かれています。たんぽぽコーヒーがありました。前から一度飲んでみたかったのです。小倉アイスのガレットなんかも食べたいし。鳥インフルの関係で鴨の入手が困難ですとあります。これは残念ですね。韃靼蕎麦は北海道産のようです。メニューに書かれてました。いいメニューがありました。韃靼蕎麦を使ったいろんなお料理が食べてみたいと思ってましたので、まさにピッタリのメニューがありました。薬膳ダッタン ミニコース(2650円)。写真が載ってました。説明はありませんでしたが、どれもおいしそうです。奥様にオーダーを入れます。このあと3組のお客さんが入ってきました。ダッタン蕎麦って、どんなのですか?グループで必ず出る質問です。皆さん、初めての来店のようです。ダッタン蕎麦のこと、このアタシに訊いてよ。奥様の答えは、薬膳がちょっと強いお蕎麦ですよ。座ったテーブルの横に草木染の作品が展示されてました。告知をみると、春彩展と称して小口慶子さんという作家の草木染、織の作品展を3月一杯やっているとのことです。どの作品もすばらしい色合いですね。お店を出るときに入り口を振り返りましたら、この草木染ののれんが出ていました。草木染の色って素晴らしいです。鮮やかな色もあるし、落ち着いた中間色もあるし。暖簾を1枚欲しくなりましたが、値段を見てあきらめます。でも、値段相応の素晴らしさですし、もしかしたらうんと安いのかもしれません。片岡鶴太郎さんも訪問されているようですね。はがきが飾ってありましたし、ご夫妻と1枚の写真に納まってました。そうこうしているうちに、サラダそばが配膳されました。まずもってその華やかさに感心してしまいます。レタス、トマト、オニオンスライス、貝割れだいこん、それと葉肉の厚い葉。奥様に名前をおききして、またすっかり忘れてます。瑞々しくておいしい葉です。初めて食べました。ドレッシングもさっぱりしてとてもおいしい。このサラダの下に韃靼蕎麦が隠れてました。ドレッシングいただく蕎麦っておいしいですね。ドレッシングがおいしいから、もあるんでしょうが。蕎麦は細切りの江戸前。歯応えも十分で、うまい。蕎麦の風味なんかはドレッシングにオーバーラップされて弱められていましたが、うまい蕎麦であることは十分分かりました。このサラダそばが乗せられていた皿も含めて、お店で使っている器がとても素敵なんです。おききしたところ、宇都宮在住の作家さんの作品だそうで、こちらの器も定期的な展示を店内でやるそうです。器の方も欲しくなっちゃいました。サラダ蕎麦が終わって、今度はつけ汁のようなものが出てきました。これは、鴨汁の中に韃靼蕎麦の蕎麦搔きが入っているものでした。最初それが分からずに、せいろそばと鴨汁で食べるのかと思ってせいろそばを待っていました。来ないので、汁を飲んでまっていようか。コースには、少ししか入手できなかった鴨を使ってくれるようです。鴨肉の脂で汁が濃厚になっていて、こいつはうまい。鴨も柔らかく調理が上手に決まってます。その中に、蕎麦掻きが入っているのを見つけ、そういう仕組みだったのだなって。もともと蕎麦掻きは大好きですが、こういう食べ方は初めてです。もともと蕎麦は現在のように細い麺状ではなく蕎麦掻きを食べていたということですので、元祖蕎麦の食べ方と言えるでしょう。ほどよい噛み応えが充実した気分にさせられ、鴨のつゆと相まって極上のお料理に昇華しています。このお料理だけをランチとして食べるにはちょっと物足りない感じですが、コースに入ってくると俄然存在感を現すお料理と言えるでしょう。さ、どんどん出てきますよ。次に出てきたお料理もまた素敵なお皿に乗ってます。天麩羅です。大きな海老、ふきのとう、そして蕎麦掻きの天麩羅です。ぷりぷりの大海老はせいろそばで食べたいと思いました。何しろでかい。添えられた香辛料は、岩塩、抹茶塩とカレーパウダー。どちらも十分機能してます。ふきのとうも自然の息吹を感じてすばらしいアクセント。またまた初めて食べる蕎麦掻きの天麩羅です。鴨汁に入っているものより入熱量が少ないのか、ややかための食感でうまい。こちらの方がいつも食べている蕎麦掻きに近い感じです。そして、メインの最後はおろし蕎麦でした。これが一番普段の蕎麦らしい食べ方です。鉢の美しさに目を奪われます。このお店では、今日お料理が乗っていた器を作った作家の作品が買えます。家庭で使いたい器が目白押しです。さて、おろし蕎麦ですが、細身の手打ち韃靼蕎麦につゆを少しかけ、大根おろし、わさび、刻みネギとかいわれが乗せられています。いやあ、うまい。もう相当おなかが一杯になってますが、この蕎麦のうまさはそんなの関係ないですね。すすっと入っていきます。ご主人が厨房から出てこられ、よろしかったらお代わりしてください。いやあ、お代わりできますが、おいしいところでやめておきましょう。鄭重にお断りしましたよ。だって、デザートも来ますから。さ、ファイナルのデザートです。蕎麦まんじゅうとたんぽぽコーヒー。たんぽぽコーヒーは薬膳効果があるということですが、飲んでもおいしいものなんですね。コーヒーに近くはない感じですが、独特の風味がいい。まんじゅうはもう一つ食べたくなるようなうまさでした。餡がおいしい。というのが、この寿庵でいただいたすべてです。お料理のこと、器のこと、空気感、接客、インテリアのこと全部お伝えしたくなる素敵なお店です。機会があったらまたここに戻ってきたいと思いました。
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世界中で栽培されているソバは普通種と韃靼種の二種類あるそうです。普通種って普段食べている蕎麦でして。一方、韃靼種は特有の苦味を持っているそうで苦ソバとも呼ばれているんですって。中国南西部の雲南省、四川省、チベット、ネパールなどの2000m以上の山岳地帯で多く栽培されているそうですよ。韃靼蕎麦の韃靼とは、中国で8世紀の頃に現れたロシアのウラル山脈西方タタール地区のモンゴル人の一部部族名韃靼人から来ているそうです。その韃靼部族の間で栄養源として生産されていたのが、この韃靼蕎麦だった、と
よく血液がサラサラになると言われている栄養価の高いおそばです。韃靼蕎麦を常食している韃靼人達は昔から病気が非常に少なく不老長寿だそうですが、その秘密がこの韃靼蕎麦だそうですよ。韃靼蕎麦の苦味成分は、ケルセチンと言う成分の苦味でケルセチンは血液をサラサラにする作用・免疫力強化作用があるそうです。日本蕎麦の約100倍近くもあるルチンと言う成分は幻のビタミンPと呼ばれ、毛細血管強化・修復作用があるそうです。すっげえ。100倍ですか。
ここまでは、レビューの前振りですが、お店に行く前に調べたのでお店にいつ行けるのかじっとチャンスを窺っていました。そして、その日がやってきます。
宇都宮を出発して国道4号線を北上します。さくら市の氏家を通過して4号のバイパスに入ります。この辺は市街地から離れた郊外で丘陵地帯を切り開いて最近バイパスを作ったようです。したがって、ロードサイドにはお店は1軒もありません。こんなところに韃靼蕎麦屋さんがあるのかなあ。ようやく菜美はバイパスを右折してその先を左折するように運転の指示を出してきました。いつもながらの、スマシタ声に、もっと感情が入らんかね。
指示通りに進むともうそこは完全にカントリーの世界です。あと300mで目的地付近です、とまたしても曖昧な表現を繰り返します。目的地“付近”に到着しました。これで案内を終了します、って勝手に終了し。カントリーロードですから家もまばらなので、間違いようもなく、すぐに寿庵の看板を見つけました。菜美の顔が見えたら、ほ~らあったでしょう、って自慢そうな顔してるんだろうな、と思いながら店の前の空き地っぽい駐車場に車を入れます。
韃靼蕎麦寿庵と歌舞伎文字で書かれた看板があります。お店は平屋の一軒家。かわいいサイズの家です。塀と看板を兼ねたところには、そば専門店ダッタンそば寿庵(じゅあん)と書かれてました。駐車場の前は藤棚があってその下にテーブルと椅子が置いてあり、テラス席ですね。開店時間より7,8分到着しましたので古木の看板は準備中と書かれた面が見えています。
入り口に向かい、ちょっと店内を覗きました。奥様でしょうか。開店の準備をしていましたが中に入ってお待ちくださいと言われます。ありがたい。いやあこんな素敵な空間だったのですか。お店の中には、草木染の作品や凝った器類が並べられ、ちょっと民芸調な趣です。奥にある丸テーブルが感じよかったので、そこに腰掛けます。この和風にしつらえたお店って何故か落ち着くんですよね。いつか訪問したことがあるようなデジャヴ感。
壁にはメニューや効能なんかが書かれています。たんぽぽコーヒーがありました。前から一度飲んでみたかったのです。小倉アイスのガレットなんかも食べたいし。鳥インフルの関係で鴨の入手が困難ですとあります。これは残念ですね。韃靼蕎麦は北海道産のようです。メニューに書かれてました。いいメニューがありました。韃靼蕎麦を使ったいろんなお料理が食べてみたいと思ってましたので、まさにピッタリのメニューがありました。
薬膳ダッタン ミニコース(2650円)。写真が載ってました。説明はありませんでしたが、どれもおいしそうです。奥様にオーダーを入れます。このあと3組のお客さんが入ってきました。ダッタン蕎麦って、どんなのですか?グループで必ず出る質問です。皆さん、初めての来店のようです。ダッタン蕎麦のこと、このアタシに訊いてよ。奥様の答えは、薬膳がちょっと強いお蕎麦ですよ。
座ったテーブルの横に草木染の作品が展示されてました。告知をみると、春彩展と称して小口慶子さんという作家の草木染、織の作品展を3月一杯やっているとのことです。どの作品もすばらしい色合いですね。お店を出るときに入り口を振り返りましたら、この草木染ののれんが出ていました。草木染の色って素晴らしいです。鮮やかな色もあるし、落ち着いた中間色もあるし。暖簾を1枚欲しくなりましたが、値段を見てあきらめます。でも、値段相応の素晴らしさですし、もしかしたらうんと安いのかもしれません。
片岡鶴太郎さんも訪問されているようですね。はがきが飾ってありましたし、ご夫妻と1枚の写真に納まってました。そうこうしているうちに、サラダそばが配膳されました。
まずもってその華やかさに感心してしまいます。レタス、トマト、オニオンスライス、貝割れだいこん、それと葉肉の厚い葉。奥様に名前をおききして、またすっかり忘れてます。瑞々しくておいしい葉です。初めて食べました。ドレッシングもさっぱりしてとてもおいしい。
このサラダの下に韃靼蕎麦が隠れてました。ドレッシングいただく蕎麦っておいしいですね。ドレッシングがおいしいから、もあるんでしょうが。蕎麦は細切りの江戸前。歯応えも十分で、うまい。蕎麦の風味なんかはドレッシングにオーバーラップされて弱められていましたが、うまい蕎麦であることは十分分かりました。
このサラダそばが乗せられていた皿も含めて、お店で使っている器がとても素敵なんです。おききしたところ、宇都宮在住の作家さんの作品だそうで、こちらの器も定期的な展示を店内でやるそうです。器の方も欲しくなっちゃいました。
サラダ蕎麦が終わって、今度はつけ汁のようなものが出てきました。これは、鴨汁の中に韃靼蕎麦の蕎麦搔きが入っているものでした。最初それが分からずに、せいろそばと鴨汁で食べるのかと思ってせいろそばを待っていました。来ないので、汁を飲んでまっていようか。コースには、少ししか入手できなかった鴨を使ってくれるようです。鴨肉の脂で汁が濃厚になっていて、こいつはうまい。鴨も柔らかく調理が上手に決まってます。その中に、蕎麦掻きが入っているのを見つけ、そういう仕組みだったのだなって。
もともと蕎麦掻きは大好きですが、こういう食べ方は初めてです。もともと蕎麦は現在のように細い麺状ではなく蕎麦掻きを食べていたということですので、元祖蕎麦の食べ方と言えるでしょう。ほどよい噛み応えが充実した気分にさせられ、鴨のつゆと相まって極上のお料理に昇華しています。このお料理だけをランチとして食べるにはちょっと物足りない感じですが、コースに入ってくると俄然存在感を現すお料理と言えるでしょう。
さ、どんどん出てきますよ。次に出てきたお料理もまた素敵なお皿に乗ってます。天麩羅です。大きな海老、ふきのとう、そして蕎麦掻きの天麩羅です。ぷりぷりの大海老はせいろそばで食べたいと思いました。何しろでかい。添えられた香辛料は、岩塩、抹茶塩とカレーパウダー。どちらも十分機能してます。ふきのとうも自然の息吹を感じてすばらしいアクセント。またまた初めて食べる蕎麦掻きの天麩羅です。鴨汁に入っているものより入熱量が少ないのか、ややかための食感でうまい。こちらの方がいつも食べている蕎麦掻きに近い感じです。
そして、メインの最後はおろし蕎麦でした。これが一番普段の蕎麦らしい食べ方です。鉢の美しさに目を奪われます。このお店では、今日お料理が乗っていた器を作った作家の作品が買えます。家庭で使いたい器が目白押しです。さて、おろし蕎麦ですが、細身の手打ち韃靼蕎麦につゆを少しかけ、大根おろし、わさび、刻みネギとかいわれが乗せられています。
いやあ、うまい。もう相当おなかが一杯になってますが、この蕎麦のうまさはそんなの関係ないですね。すすっと入っていきます。ご主人が厨房から出てこられ、よろしかったらお代わりしてください。いやあ、お代わりできますが、おいしいところでやめておきましょう。鄭重にお断りしましたよ。だって、デザートも来ますから。
さ、ファイナルのデザートです。蕎麦まんじゅうとたんぽぽコーヒー。たんぽぽコーヒーは薬膳効果があるということですが、飲んでもおいしいものなんですね。コーヒーに近くはない感じですが、独特の風味がいい。まんじゅうはもう一つ食べたくなるようなうまさでした。餡がおいしい。
というのが、この寿庵でいただいたすべてです。お料理のこと、器のこと、空気感、接客、インテリアのこと全部お伝えしたくなる素敵なお店です。機会があったらまたここに戻ってきたいと思いました。