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「常陸秋そば 食べ比べ+そばいなり」@筑山亭 かすみの里の写真行きつけの店で、新蕎麦と昨年蕎麦の食べ比べ

来週は新そばに切り替わっているという店主のお言葉を信じ、翌週に来てみた。
「新そば」の幟はなかったが、ウェイティングボードの台上に、「お待たせしました 新蕎麦入荷!」のパウチが出ていた。
そして、予告通りの標記メニューが。
「茨城県ブランド『常陸秋そば』阿見町産」
「今年もやります!新蕎麦と昨年蕎麦の食べ比べ」。
さらに、次のような説明が。
「農家さんから直取引&自家製粉だからできる、新蕎麦1人前と昨年蕎麦0.7人前強でご用意。
色・香り・味をお客様の五感で感じてください」
これこれ、これを食べに来たんだよ。

入店し、「来ました〜」とご挨拶。
ご店主から色々聞けるので、けっこう空いている夜の部は好きだ。

早速、いつものカウンター席に座り、標記メニューを注文。
数量限定で、「そばいなり」も出ていたのでお願いした。
1400円+120円、計1520円也。
注文から7分で提供されたのは、大きめの笊に新蕎麦、小さめの笊に昨年蕎麦が盛られた一杯。
新蕎麦の色の方が明るいが、それがそれぞれの特徴とのことだ。

まず、新蕎麦からいただいてみる。
ちょっと表面に粘りがある感じで、噛み締めると蕎麦の風味が湧き立つ。
うーん、これが新蕎麦か。
やはり香りがより立つのかな。
次に昨年蕎麦をいただいてみる。
新蕎麦よりも表面がツルっとしていて、茹で具合も硬めに感じる。
蕎麦の風味は少し弱い?と思ったが、よく噛んでいると、これも香りが湧き立つ。
これも十分美味しいじゃないか。
新蕎麦の方が、格段に美味しいのかと思っていた。
ご店主に感想を言うと、それぞれの良さがあるらしい。
確かに、腰とか歯応えを求める方なら、昨年蕎麦の方が好きかも。
色についてだが、新蕎麦は同じに打ってもこんな淡い色をしていて、この色がもっと濃く変わる瞬間があるらしい。
「2型ごろかな、それも面白いんですよ。」とご店主。
いやぁ、深いな、蕎麦!
それができるのも、契約農家から直接仕入れているから。
農協通すと、粉がブランドされるので、こんなにはっきりした違いは出ないらしい。
さらに話を聞くと、蕎麦を育てて乾燥させるまでが農家の仕事、その乾燥させ方によっても、全く違ってくるらしい。
「以前仕入れた蕎麦で、きな粉のような香りがするのもありましたからね。乾燥し足りなくて、出荷直前に追い乾燥させたようて。」とのこと。
自家製粉のそば屋さんでも、どんな玄蕎麦を仕入れるか……美味しいそば作りはそこから始まっているんだなと思った。
つけ汁は前回通り。
薬味も沢庵もきんぴらごぼうも同じ。
そばいなりは、やわらかめに茹でられた蕎麦が、短く切り揃えられて、あぶらあげの中に入っている。
ごはんを使った美味しいいなり寿司を蕎麦に置き換えたやつ。
120円は買いだな。
とろりとしたそば湯でつゆを割って完食完飲。
そば1.7人前、そばいなりもあったので、十分満足フィニッシュ。

いや、勉強になる。
そして深い。
新蕎麦は確かに美味しいし、この時期だけのものだが、昨年蕎麦だから美味しくない、新蕎麦だから美味しいという単純なものじゃないのを知った。
そりゃ、日本酒でも新酒は爽やかで美味しいけど、熟成酒は円やかで深い。
ワインでも、ヌーヴォーが評価されると同時に、年代物のビンテージは魅力的で高価だもんな。
そばでも何でもそうなのかな、
蕎麦は深いと言うよりも、「食」全体が深いんだなと。

九州にラーメン食べに行っていたので、食べてからレビューまで1ヶ月近く経ってしまった。
この後も蕎麦を食べているので、順次レビューする。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 6件

コメント

おはようございます。

すっかり店主サンとも顔馴染みですね。
そして、新蕎麦と昨年蕎麦の食べ比べ良いですね。
こうして読んでいてもホント蕎麦は奥深いですね。
自分もこんな風にお話出来るお店が欲しいです。

バスの運転手 | 2024年12月24日 05:45

おばんです ども。
蕎麦のほうが 奥が深い感じですかね・・・。
食べ比べ! これしたいですね 比べたら具体的な味の違いがわかるのではないかと!
しかし、私には・・・・。

村八分 | 2024年12月26日 21:07