RAMENOIDさんの他のレビュー
コメント
おぉ〜!
コレですね。
確かに画像で見ても麺が千切れてる感じはしないし、とても美味しそうです。
「すけもり」と言う言葉、初めてお聞きさましたが拘った麺を受け止める最高仕様なんですね。
山葵やネギも添えない拘りも凄いですよね。
バスの運転手 | 2024年11月16日 13:32おぉ〜!
コレですね。
確かに画像で見ても麺が千切れてる感じはしないし、とても美味しそうです。
「すけもり」と言う言葉、初めてお聞きさましたが拘った麺を受け止める最高仕様なんですね。
山葵やネギも添えない拘りも凄いですよね。
バスの運転手 | 2024年11月16日 13:32
超こだわりの店
この日は水戸へ。
ラーメンなしで、完全にこの店狙いだ。
食べ◯グでは水戸1位。
蕎麦の食べ歩き初期に来ようと思ったら、店のSNSに、「玄そばの在庫が無くなりましたのでしばらくお休みいたします」との表記が。
そのポストは8月だよ。
(すげぇ、新そばの時期までまさか休業?それで生活成り立つのか?)と思ったが、久しぶりに覗いたら営業再開したようなので、行ってみることにした。
店は、茨城大につながる国道118線沿い。
茨城のそば屋と言えば、駐車場のある平屋の和風というイメージだが、テナントの2階なんだね。
駐車場も5台分くらいかな。
空いててよかった。
階段を上がり、和風の戸を開ける。
カウンターと小上がりのみの、狭めの店舗。
12:00少し前の到着で、先客は4人だったかな。
空いていたカウンター席へ。
厨房は、拘りが強そうな男性店主、フロア担当は物静かで上品な女将さんらしき女性、計2人での営業だ。
メニューは、もりそば、冷たいかけそば、温かいつゆに冷たいそば、温かいそばに大別される。
全て、「常陸太田市 水府地区産 常陸秋そば」使用となっているが、限定20食で、「常陸秋そばの最高峰 赤土産常陸秋そば」使用のメニューがあった。
そちらは300円高いのだが、蕎麦通を目指すからには、それをいただいてみねば。
限定20食とのことなので、「ありますか?」と女将さんに聞いてみると、「ございます。」とのこと。
では、それをもりでいただくことにする。
もりにはさらに2酒類がある。
「もり」と「すけもり」。
「もり」は、色の濃いコクのあるつゆで薬味なし、「すけもり」は、透き通った黄金色のつゆで、「そばの香りが引き立つオリジナルのつゆ」とのこと。
そりゃオリジナルでしょ。
価格は、1300円である。
注文から7分で提供されたのは、手編みっぽいザルに盛られた、やや太めのそばとつゆ、そして薬味。
すけもりの方は薬味ありなのだが、ねぎもなければわさびもない、わずかな大根おろしのみ。
ねぎの香りもわさびの辛味も、蕎麦の風味を損ねると捉えているのだろう。
こりゃすごいわ。
麺は、石臼挽き自家製粉手打ちの細ストレート。
太さはやや太めで、粗挽きらしくザラ付きがある。
蕎麦殻の星は目立たないが、色からして挽きぐるみの十割。
口にして衝撃。
メチャクチャ美味いわ、
流石、赤土町産の常陸秋そば。
時期から考えて、まだ新そばではなさそうだが、それでもこれだけ香り、甘みが強いとは。
赤土町産がどれだけすごいが、私も含め、読んでいるほとんどの方が分からないだろうから、店なの蘊蓄を引用させていただく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
常陸太田市 金砂郷地区 赤土町は香り高く濃厚な味のそばの生産地として全国的に有名です
残念ながら今ではそばの収穫量が極端に少なくなり
このそばを味わえる機会はほぼ無くなりました
赤土に住む高齢の知人に無理を言って育ててもらった
比類なき美味なる貴重なそばを粗く挽き十割で打ちました
どうぞつゆを少なめにつけて味と香りをお楽しみください
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本一とも言われる「常陸秋そば」は、今や茨城県内で広く栽培され、他県でも栽培する農家が出てきていると聞く。
その常陸秋そばの発祥はこのエリア、金砂郷地区。
蕎麦は、虫媒花なので、他の種類の蕎麦と交雑しやすい。
だから、よく管理しないと、その特性は徐々に失われていくのがさだめ。
最も純粋な常陸秋そばと言ってもいいだろう。
ここのレギュラーメニューに使っている「常陸太田市 水府地区産 常陸秋そば」だって、県南部で栽培される常陸秋そばよりは、ずっと純度が高そうなのに、これはその上をいくんだね。
しかし、その蕎麦のよさを生かすも殺すも腕次第。
まだ、そばの経験は浅いのだが、間違いなく過去最高だと思う。
つゆがまた驚く。
そば切り発祥は江戸だが、当然塩辛い醤油味が元祖のはず。
ところが、このつゆは、かなり澄んだ色をしている。
https://supleks.jp/img/stored/xrtLy8QQpSK6MXXMn2u3p7wqHiEW6LK1
浸けてすすると、塩分濃度はしっかりあり、アルコールにも似た香りと独特の香り、そしてしっかりと感じる鰹出汁。
これは白出汁だね。
白醤油の風味か。
下手な甘みは皆無。
そばそのものの香りや味わいがしっかりと感じられるチューニング。
甘みがなくてソリッドなのも驚いた。
これはメチャ響くわ。
薬味として、ねぎやわさびを付けるのさえ拒否する徹底ぶり。
他店の蘊蓄に、「わさびは辛みが強く、個性的な味なので、蕎麦の繊細な味を壊してしまうとの見方もありますが」と書かれていたのを思い出した。
薬味はわずかな大根おろしだけ。
それもメチャ細かく下ろされていて、辛味もほとんどない。
マジで蕎麦の風味を消したくないんだね。
笊のそこが盛り上がっているので、見た目ほどは多くはない。
ラーメン換算で、茹で前150gもないかな。
それでも舌と心が満足する。
そば湯は濁りのほとんどない、見た目はお湯。
しかし、つゆを割って飲むと、これがまたメチャクチャ美味い。
一杯めを飲んだ後、そば湯だけで飲んでみたが、それだけでグイグイいけるほど旨みがある。
こんなのは初めてだ。
蕎麦粉を溶かしているポタージュタイプでも、こんなに美味しくはなかったかと。
これも、赤土町産の蕎麦のよさなのだろうか。
色々感動的だった。
会計時、「ごちそうさまでした。すごく美味しかったです。」と女将さんに告げると、手を合わせるような謙虚さで喜んでくれた。
一刻そうなご店主も反応してくれていたかな。
新そばが出る直前のじきに、こんなに美味しかったら、新そば食べたらどうなっちゃうんだろう。
ここは絶対また来るしかないな。
常陸秋そばの本場、常陸太田の店に行くのは、新そばの時期まで我慢している。
そろそろ新そばに切り替わる頃。
メチャクチャ楽しみだ。