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コメント
このお店すごくイイですね。
伺いたくなりました!BM!
James namy | 2025年1月21日 10:18登録&初レポお疲れ様です。
コレは素晴らしいお店ですね。
やはりラーメンと違って登録されてないお店が沢山あるのでRサンの発掘、そば好きには有難いです。
日本酒のラインナップがあるのも嬉しいですね。
ちなみに「而今」「花陽浴」「鳳凰美田」は日高のお店で頂いて美味しかったですよ♪
バスの運転手 | 2025年1月22日 07:47
RAMENOID





この日は県西から小山方面へ向かい、蕎麦→ラーメンの連食を。
まずは、蕎麦をいただく。
狙ったのは、かなり前から気になっていたこちら。
「常陸秋そば使用店」として登録されている上に、他サイトでも拘りの店として高評価。
しかし、そばデータベースには未登録という信じられない事態。
これは、行ってみねばと思った次第。
登録&初レポといこう。
店は、結城駅から南に2.3kmほど離れている、畑の中の住宅地。
車がすれ違えない細い道を入っていくのはまああることとして、到着したら想像以上に普通の民家で驚く。
個人宅の駐車スペースくらい、ギリ2台。
大型の耕運機らしきものの前に止めるが、開店までの間、マジで入るのやめようかと思った。
と言うのも、公式HPには、オンライン予約フォームがあるので、予約客限定なのかとも思ったのだ。
ほぼ、定刻にが店主らしき男性が出てきて暖簾が上がる。
「予約ないけど大丈夫ですか?」と聞くと、コクコクと頷く。
蕎麦屋さんらしからぬ垢抜けた店名だが、素朴でシャイな方らしい。
比較的新しい民家の1室を改造して、テラスから入れるようにしたような店内。
L字カウンターの高台には、三重県の銘酒「而今」、栃木の銘酒「花陽浴」、「鳳凰美田」の3週間の銘柄が、仕込み違いでそれぞれ5種類ほどズラリと並んでいる。
ある日本酒の口コミランキングでは、それぞれ、全国4位、栃木県1位と2位という銘柄だ。
端から順に全部飲みてぇ。
と言っても車でしか来られなそうなので飲めず。
メニュー表を開くと、これまたびっくり。
温そばはなく、冷たいそばのみ。
それどころか、天ぷらも鴨もなく、シンプルなもりそばのみと超硬派。
その代わり、蕎麦には拘っていて、丸抜きの十割蕎麦全粒の十割蕎麦、石臼手挽きの丸抜き十割蕎麦があり、全て混ぜ物なしの十割なのだ。
その中から、丸抜きと全粒の両方がいただける、標記メニューを注文。
価格は1760円である。
早速茹でに入るご店主。
シャッターは私のみだったが、直後に私と同じく初訪らしいマニアっぽい男性が来て、「予約してないんですが、大丈夫ですか?」と入ってきた。
こんなマニアに支えられている店なのかな。
蕎麦で儲けようなんて考え、ないっぽい。
出させた蕎麦茶を飲みながら待つこと15分ちょっとで提供されたのは、薬味の載った蕎麦猪口と徳利、すぐに丸抜きの十割蕎麦が出される。
鼻を近付けて香りを嗅いでみたら、びっくりするほど蕎麦のいい香りがする。
さらに2分で全粒の十割蕎麦も提供。
こちらの方がやや黒っぽく、香りは丸抜き同様ビンビン。
まずは丸抜きから、なにも付けずにいただいてみる。
ほぼ太さが揃った見事な手打ちを口に入れ咀嚼すると、鼻を近付けた時の香りが、より鮮明に鼻を抜け、口の中に甘みが広がる。
おっと、これは蕎麦の食べ歩きを始めて、間違いなく最高レベル。
それもそのはず、この店の蕎麦は、ご店主自らが無農薬で育てた常陸秋そばを使用しているとのこと。
駐車場にあったトラクターは、蕎麦畑に使うのだろう。
ここまで回った蕎麦屋の中にも、取り引きを特定している農家を自ら手伝って収穫するご店主はいたが、一から栽培している方は始めて。
栽培、収穫、製粉、こね、手打ちを、全てこだわって行っているのだからすごい。
次に、全粒を口に入れてみる。
蕎麦殻の星が浮かんでいる全粒は、より香りが高いと思っていたが、初動は丸抜きよりも香らない気もする。
しかし、よく噛んでいると、蕎麦殻由来の強い香りが湧いてくる。
蘊蓄には、「野趣に富む芳しさ」と表現されていたが、なるほどと思った。
丸抜きの、表面にネトっとした粘りを感じる麺の方が、蕎麦の香りがダイレクト。
全粒の方は、噛んでいるうちに、丸抜きとは微かに違う香りが湧いてくるという感じかな。
それぞれ、単体でいただいたら、ここまではっきりしなかっただろう。
このメニューならではの体験だ。
つゆは、濃いめの辛汁。
蘊蓄には、「6種類の削り等 鹿児島県枕崎産のかつお節、さば節、熊本県牛深産のいりこ節など、6種類の削り等で仕立てました濃厚なコクと甘みがあり、独特な風味が特徴です」とある。
これもまた拘っているね。
ラーメンは塩派の私としては、醤油の香りのない塩ダレで、ダイレクトに感じてみたいところだ。
薬味は、ねぎと少量の大根おろしのみ。
わさびが付かない店は、これで3店目。
拘り抜いた精鋭的な店の場合、わさびの香りや辛味は、蕎麦の風味をスポイルすると捉えるんだろうな。
濃いつゆも、蕎麦全体の3割ほど付けるに留め、蕎麦の香りをこれでもかというほど堪能した。
量は、ラーメン換算茹で前120g×2くらいに感じた。
蕎麦湯は、手捻り風の徳利で提供される。
かなりとろみはあるが、蕎麦粉を溶いたという感じじゃないので、打ち粉たっぷりの茹で湯だろう。
それでも、蕎麦粉を溶いたポタージュタイプに近い飲み応えがある。
つゆは少なめにし、そのまま飲んだりもしたので、徳利のつゆは少し残してフィニッシュ。
塩分も控えねば。
無農薬で蕎麦を育てるところから拘った、メチャ蕎麦の香りのする逸品。
いやぁ、茨城の蕎麦、すごいなぁ。
それにしても、これで儲かるのだろうか。
いや、儲ける気はないんじゃないかな。
蕎麦屋というと、おじいちゃん、おばあちゃんを連れた家族連れが来て、ほのぼのと天ぷら食べながら蕎麦をすすっている光景が多いが、ここはマニアしか来ないだろう。
逆に、真のそば好きは必ず訪れるべし。
謹んで大台採点をさせていただく。
日本酒も飲みたいなぁ。
駅からも離れてるので、運転手付きじゃないと無理だ。
近所に住みたい(笑)