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「冷たい肉そば750円」@そば処 多喜の写真王道の谷地冷たい肉そば♥御店主夫婦の温かい気持ちを添えて♥

令和5年11月18日の土曜日妻が留守にしているのでこちらで夕食をいただきました。初訪問です。

・冷たい肉そば750円

私が入店した当時、先客で家族連れの団体客が10人ばかりいらっしゃいました。そのため、そちらのご注文の料理を作るのにご店主夫婦が手一杯の様子で、なかなか注文を取りにも来れないような状態で、「すいません、ちょっとお待ちください」と気にかけてはくれましたが、なかなかお忙しそうでした。

そのためかもしれませんが、通常のおそば以外に、こちらのお店のうどんも少し丼の中に入れてくださってサービスをしてくれたようです。ありがとうございました。

ビジュアルは非常に綺麗に整った冷たい肉そばです。ネギの配置も一枚一枚の鶏肉の配置もきれいにトッピングされています。また、鮮やかに白いきしめん状のうどんが非常に美しいコントラストを描いて、図らずも二色そばになっていました。

まず、最初におつゆをいただきました。ほんのり室温のぬくもりが残ったぬるいおつゆです。これこそが正式な谷地の冷たい肉そばの作りです。最近は何か勘違いをしてキンキンに冷たくした肉そばを出すお店も増えてますが、それは地元の人間にとっては全く似て非なるものです。本来の冷たい肉そばは、冷たいと言いながらも冷たくはありません。言ってみればぬるまでです。室温です。ぬるまより若干低めの温度でも冷たくはない、そんな感じです。そして、おつゆの味も若干の甘みを感じさせる味付けが、基本に忠実な作り方であることを実感させてくれます。

おそばも非常に谷地の王道の冷たい肉そばになっています。喉越しがいいように見えて、若干ぬるぬるとした口の中にわさわさと入ってくるお蕎麦です。この独特の食感がこのおつゆの温度と相まってしっかりと腹にたまるお蕎麦です。

トッピングの鶏肉はおそらくはわざわざ食べやすいようにしてくださっているのでしょう。本家の谷地の肉そばよりも美味しい鶏肉を使っています。だしの出がらしの硬い親鳥の筋肉ではありません。しっかりと食べ応えを感じさせてくれる鶏肉です。

ご店主の好意で入れてくださったうどん、これも非常に美味しいです。うどんというよりはやや細めのきしめんに近い平打ちのうどんです。これが冷たい肉そばのおつゆと結構合います。こちらは蕎麦よりもずっと喉越しがよく、本当にするするとお口の中に小気味よく入っていきます。非常に美味しいうどんでした。

ちなみに、お会計の際、カードが使えるかどうか奥様に確認させていただきました。やはり現金のみの取り扱いのようです。カードのステッカーはどこにも貼ってありませんでしたので、やはりそうでした。ネットの記載事項については現金のみと私から訂正しておきましょう。でも美味しい肉そばをいただけたので全く不満はありません。

昨今、多くのお店で冷たい肉そばを取り扱うように広まってきたため、かえって変な冷たい肉そばが出ていたり、また作りが雑だったりすることが多々見受けられます。しかし、こちらのお店は、昔からの王道の谷地の冷たい肉そばを基本に忠実に作られているということがよくわかりました。大変良かったです。美味しかったです。ごちそうさまでした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

谷地の冷たい肉そばはぬる?!

ちょっと目からウロコです(汗)

うどんのサービスも目からウロ...w

あかいら! | 2023年12月8日 11:31

ありがとうございます。昔ながらの谷地の「冷たい肉そば」は、実はキンキンに冷やしてはいない室温常温よりもちょっと低い程度です。

もともと、谷地は紅花商人が多く、米や紅花を運ぶ肉体労働者がすぐに食べてすぐに仕事に戻られるよう、熱々の蕎麦でないぬるい蕎麦を提供したことから始まります。ですので、山形市を中心に地元ラーメンとして有名な「冷たいラーメン」とは、同じ「冷たい」でも全然違います。「冷たいラーメン」は氷まで浮かべて本当にキンキンの冷たいラーメンです。

山形の食文化が広まると同時に、谷地の肉そばも知名度が上がりましたが、本来のの由来も何も知らずに、山形市内や他地域で便乗して乗っかったお店が多く、キンキンの冷たい肉そばを作るお店が増えました。また、由来や本場の味も知らぬ旅行者が、お店に、冷たくない、出来損ないか、作り間違えている、と見当違いのクレームをつけるケースも増え、分かっていながら仕方なくわざわざ冷たくする店も出ました。結果、「冷たい肉そば」の味の要である鶏脂が表面に固まってにちゃにちゃした気持ち悪い食感をしたり、またはそれが嫌で肝心の鶏脂を使わないお店まで出てくる始末です。

そういう由来ですので、蕎麦も十割じゃなく、ちょっとわしゃわしゃぬるっとした食感で、のど越しは良いのですが、一般的なするするとしたのど越しとは別の、特異なのど越しの良さがあります。また、元々が労働者の安い早い美味いのファストフードですので、鶏肉も安い親鳥の出汁の出がらしの固い肉というのが本来です。だからこそ、蕎麦自体を十割にしたり、のど越しをするするにしたり、若鶏の柔らかく美味しい肉にしたりする新進気鋭のお店も増えてきています。でも、地元民的には、きんきんの冷たいおつゆだけはどうしても我慢ができません。

長くなりましたが、だからこそ、誠実に昔ながらの製法を実直に受け継ぐお店を見つけると、とても嬉しくなってしまいます。つい熱く々となり、申し訳ありません。

モーパパ | 2023年12月14日 11:41