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「天せいろ」@蕎麦 もち月の写真とある蕎麦ブログに載ってて気になっていた店。日曜の昼下がり、ついに訪問。
外観はまるで美容室かという雰囲気。入口がどこかちょっと迷うタイプ。
店内に入ってまず目につくのはレジ前の「福井産」とだけ書かれた札。何も説明が無いところに蕎麦屋っぽい頑固さを感じさせる。

しかし内装はいたってモダンでお洒落。大きなガラス張りの吹き抜けの中庭から程よい明るさが入り込む店内は全てテーブル席。シャンデリアなどもあるが全体の印象は簡素でシンプル。
蕎麦屋らしくない店構えだけど17年も営業してるらしい。

13時過ぎで客は少なめ、さほど待たされずに天せいろが到着。

蕎麦がとてもいい匂い。小麦とは違う青さを感じる香り。今まで食べた中で香り高さは一番かもしれない。蕎麦の良さが存分に感じられて期待が高まる。

麺の水の浴び具合がよく、絡まずほぐしやすく狙った量だけ掬う事ができ非常に手繰りやすい。
食べても蕎麦の香りを感じる。うまい。

つけ汁はキリッとした味。
どっぷり浸けると濃すぎる。アタックがしっかりあるのに口に含んでも鋭くない。出汁が中和しているのか、かえしがこなれているのか。
辛さで蕎麦が進む。

天ぷらはさつま芋、海老、キス、オクラの4品。
さつま芋はかなり甘い。まるで鳴門金時のよう。少々甘過ぎで料理としては浮き気味。
海老は最高にうまかった。やや小振りながら新鮮らしいぷりぷりした食感とサクッと揚げられた衣。蕎麦の付け合わせの分をわきまえ、主張しすぎない厚さの衣はカリッではなくサクッとした固さ。
オクラはインゲンと勘違いしたままかぶりついたので意表を突かれた(笑)。季節を感じられていいね。

天ぷらはつけ汁にコクを出したくて浸して食べたけど、少し辛い。食べ方違ったかな。塩の方が合いそう。すると酒が欲しいところ。
日本酒は大信州、王禄、龍神とこだわりの品揃え。一品料理も多少ある。店が近所だったらなあ。

最後に蕎麦湯を頂く。
最初に蕎麦と一緒に出てきた薬味を入れて、と思ったら辛味大根があった。
しまった、見落としていた。
このつけ汁なら辛味大根はぴったり合ったに違いない。もう蕎麦ねえ。しくじった。

つけ汁は蕎麦湯で割っても出汁とかえしのバランスが崩れず、美味しく頂いた。
辛めなのでもうちょっと蕎麦湯の量が欲しかった。

妻の頼んだつゆがけ天(ぶっかけ)もなかなかうまそうであった。天ぷらはそっちの方が合いそう。
蕎麦湯の提供時は、つゆがけ用にほんの少しつけ汁を入れた猪口も一緒に用意される心遣い。

料理にも食べる人にも丁寧な、素晴らしい蕎麦屋であった。

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