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「三色蕎麦」@そば処 和邑の写真2019/1/20、鬼子母神でクラフト市開催中の日曜日。客がはけたタイミングを見計らって12時45分頃入店。

蕎麦前ってのをやってみたくて昼から飲めるか聞いたら、今日は純米、特別純米、ひやおろしがありどれも1000円とすらすら返ってくる。さすがである。
ひやおろしと焼き味噌を注文。

お盆に徳利と朱の盃が運ばれてきた。野沢菜もついてる。盃は何となくハレな感じがして昼酒にいいね。

続いて焼き味噌も到着。
小さなしゃもじに貼られて焼かれているのはクルミ味噌かな?ネギ等も入っているようだ。そして香ばしいコゲ。小さいのに一手間かけられており300円で気軽に贅沢な気分。


四人席に一人でやや間が寂しかったところに、タイミングよくまた店が混んできて相席となった。
対面に四十〜五十代の男女。慣れた様子で天ぷらともり蕎麦、そしてビールを頼んでいる。気付けば隣の席もお猪口3つなどと交わしている。
昼から当然のように飲める店で嬉しい。
相席の蕎麦と天ぷらは割と早めに出てきた。
酒を堪能していたら不意に眼前から「パキパキッ」という煎餅のような音。何食った?エビ?!わからんけど音がうまそう。相席だと人のメニューが観察できるメリットもあるのね。


ぼちぼち私も蕎麦を注文する。
花板さんにかわり蕎麦の「ゆきずり」って何ですかって聞いたら柚子切りです!って言われて、あぁなんだと理解。平仮名は読みにくい。このおかみさん、それは私とあなたの事でしょうなどと軽口を飛ばしまるで時代劇のような軽妙さで、なんとも酒が進む店である。

迷ったのでいっそ奮発してもり(十割)、ひきぐるみ(十割)、ゆずきりの三色蕎麦1500円にした。
麺は他にしらゆき(更科風か?)もあり、好きな種類を三つ選べる。

ひきぐるみは自分の注文で完売、ゆずきりも隣の卓で完売していた。来店は早めの方が無難だ。

ちなみに日本酒の銘柄は1種類のみ、新潟県上越市の「かたふね」。
蔵元によると安易な淡麗辛口は造らぬ!と矜持を持っているようだが、ひやおろし特別本醸造は表現によっては淡麗辛口。しかもなかなかのうまさ。
酸味は少なめ、甘みが少なく苦味が強いので非常に切れがよくサッパリすっきり。なのにそこそこに立つ香りと、濃さも感じる。酒臭さが全くなくとても綺麗な後味が印象的な芳醇辛口であった。


蕎麦が来た。
さすがに三色蕎麦は量は少なめ。普通のもりの方が総量は多そう。

まずは麺をそのまま食べてみる。
もりはほのかな蕎麦の香りに程よいコシ。これで十割とは驚きだ。対してひきぐるみは、麺は一回り太くかつ平打ちで断面積が2倍はあるのに、コシは弱めでさほど無い。香りはより強く、青臭さすら感じる。太い分食べ応えがあって食感も楽しい。
産地も違うのかもしれないが、違うものだなあ。

どちらかかと言えばコシがあるもりの方が好み。

それから、ひょっとしてまさかの俺、蕎麦の香りってさほど好きではないかもしない。なんと、これでは蕎麦通になれんかもしれん。
まあいい、慣れだ。


つけ汁。これも良かった。
主張し過ぎない出汁。甘さ辛さもちょうど良く、麺をどっぷり浸けても食えるし浅く浸してもいける。
後で蕎麦湯で割った時も出汁がよく感じられてうまかった。薄くしても美味しいのは出汁が上手く出ている故であろう。

最後にゆずきりの蕎麦。
香りが強そうだったので他の二種を食べ終わってから頂いた。
柚子の香りがして面白い。が、以上だ。
つけ汁の出汁にもイマイチ合わん。
普通の蕎麦に飽きた人向けかな、私にはまだ早いようだ。


蕎麦湯は前述の通りつけ汁を割って頂き、残った分もやや濃い目でそのまま美味しく飲んだ。


程よく酒も回っていい気持ち。
どれも美味しくて油断したらどんどん飲んでしまいそうだったわ。


よい蕎麦であった!
そしてよい店であった!

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